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強い草
ゆで卵が硬すぎたので ヒッキーばかり聞いて居た トムソンガゼルは早すぎる チーターの本務を妨害するほどに 早すぎて 羊がだれて来る 朝食は祖父と共に 飛んで来る矢に酔いながら 食べる チーターの走りは酔いを醒ますのに 丁度良く強い草を育てられる まめに日参して居た畑で 羊が逃亡する 囲いが無いんだから当然だと 思わずにチーターの本務の様に 羊を逃がさない 強い草を育てたい
強い草 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1697.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 11
作成日時 2019-06-29
コメント日時 2019-07-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 11 | 11 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 11 | 11 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
アウトサイダー詩の手ざわりながら 彼らには出せない抑制と緊密な語句の配列が 読み手の興味に拍車をかけてくれる諸作品、楽しいですね。 何より、「きみ」「ぼく」が夢の中で乳くりあうような湿度・粘度が高い詩文や 自己を「憐憫レビュー」したコメントのような詩文が散見されるなか 屹立した言葉たちのフォーメーションが痛快。
0追記 ただ最終行の << 強い草を育てたい だけが、なぜだか闖入者のように居心地が悪い…
0良いですね。茫洋とした気分、精神状態を絶妙な言葉の連なりで表現し、退屈にならないようにしている。 「朝食は祖父と共に 飛んで来る矢に酔いながら 食べる」 から話者が決して恵まれていない? もしくは何らかの不遇を父と被っているのかと予想しましたが、チーターと羊に関する描写が小気味良く、この詩を暗いものにしていないと思います。 ラストの「強い草を育てたい」。その茫漠とした生活、環境、心情を打ち破る意思のようにも感じて、私は嫌いではなかったです。
0鈴木夜道さんコメントを有難う御座います。アウトサイダー詩ですか。いろいろなジャンルの詩を味わいたい私ですので、興味が湧いて来ます。そうですね、適度な緊張感を維持するには緊密さは避けられないと思いました。屹立した言葉も理想ですね。ただ結構内部緊張の自壊作用も予見されて、月2作でも、滞りがちなのは自分でも気にしているところです。
0鈴木夜道さん再コメントを有難う御座います。そうですね、恐らく草はほって置けば自然に生えて来る性質のものなので、土さえあれば。そこから来る違和感なのかもしれません。「育てたい」と言う、あえて積極的な栽培宣言と言うつもりでもありませんでした。「羊を逃がさない 草を育てたい」と加われば、ますます常識的な意味から離れた憾みがあったかもしれません。しいて言えば、恐らく「草」を文字通りの草ではなくて、我々の生存の、実存の紐帯、この世との紐帯ですね、無くしてしまえば生きて居られないようなそんな意味で「草」を使ったかと思います。
0stereotype2085さんコメントを有難う御座います。実際私の境遇とはかけ離れている詩内容ですので、ある意味、理想的な状態、自分の願望さりげなく詩内容として盛り込んだ感じでした。常識的には、逆転していますね、考え方が。父と母が揃って居て、それが理想と言うか、当然視されるので、そうではない境遇は恵まれてないかのような。私が「理想的な状態」と言及したのは、著名な人の人生で、よく祖母とのつながりの深さ、祖父宅での養育(特に母方の祖父宅)や法律的な縁組(高浜虚子など、池内家に生まれながら跡継ぎの居ない祖母の高浜家と縁組)などがよく見受けられるからです。具体的に言い出すと切りがないですし、詩内容とかけはなれてしまうので、この辺で切り上げますが、この詩でも決して常識を逆手に取ったわけでもなくて、何か常日頃感じている違和感をさりげなく詩内容に反映させたくて、この詩を書いたのかもしれません。
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