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ぼくのために生きる僕
毒を吐く 毎日毎日気づかれないように静かに 毒を吐く その毒は外気に触れたとたんに笑顔に変わる その笑顔が偽物だって気づかない人だけが僕と友達になれる 悲しいね。 世界にはそうじゃない人がいるってことは知っている でもぼくにはできない 僕はぼく以外信じないし、ぼく以外愛さない それでも一人にはなりたくなくて ぼくは僕を演じてる 気持ち悪い?怖い?それともおかしい? でもね、みんなが悪いんだよ この世界が独りぼっちを許してくれないから 僕は一人じゃないふりをしなくちゃいけないんだ 「ぼっち」のレッテルを張られた顔で生きていけるほど強くない もしこの世界からぼく以外の人間がみんな消えたら ぼくは独りぼっちを正当化できるのに 仲間とつるむのが好きなお前たちのせいで そうやって今日も毒を吐いた そしてそれが笑顔になった これが僕がぼくを正当化するための言い訳 僕に隠れてぼくは生きる
ぼくのために生きる僕 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1561.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2019-11-01
コメント日時 2019-12-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1.5 | 1.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ぼっちの悲惨さはよくわかります。そこから凄まじいまでの努力が展開されるヴィジョンは幻でしかないでしょう。たぶん全体の原理に敗北してしまう。革命はしょぜん幻、ごっこ、つもり、妄想でしかない。そんな絶望の中詩が生まれるのかもしれません。
0共感するところがあります。同時に、もしコミュニティに参加している人に「ぼく」と同じ考えのやつがほかにいるとしたら?と思ったことがあったのを思い出しました。ひょっとしたら意外にたくさんの人が孤独かもしれません。また、仮にぼくに嘘をつくのをやめ、ぼくらしく生きることを選んだとして、それで孤独感は確かに薄まるかもしれませんが、結局、それだけでは本当の意味で孤独から逃れたことにはならないものです。・・・・・・と、なんかよくわからない感想を書いてしまいましたが、そういうことを思い出してしまうような、当時の気持ちがよく反映されたような詩だと思いました。
0まあ、ぼっちはつらいよなぁ、と感じました。一度コミュニティの輪に入るのに失敗してしまうと、そこから脱却できないしんどさがあります。
0毒を吐く 毎日毎日気づかれないように静かに この世界が独りぼっちを許してくれないから 僕は一人じゃないふりをしなくちゃいけないんだ 仲間とつるむのが好きなお前たちのせいで 僕に隠れてぼくは生きる ↑ここが特に良いですね ボッチの孤独感を強くさせています もう少し欲しかったです 孤独な人の筈なのに 毒が、独が少ないです
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