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黄金の時間
例えば冬のある夜 寒々と寝床へ着く前 リビングの余った時間がある 仰向けで股下をコタツにつっこむ 後頭部のクッションを調節する 暑くなったら足を出して コップを倒さないように机に乗せる 寒くなったら戻す それぐらいの余った時間 意識がとろけていって照明が眩しい 明日は映画でも見ようか その前に今日は寝ようか ふと現れる黄金の時間
黄金の時間 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1147.2
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-12-14
コメント日時 2021-12-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
黄金の時間にたどり着くまでの行為・描写が丁寧さに欠けている。もっと細密な描写が必要だ。でないと物足りない。
0着眼点がいいと思いました。 寝る前のリビングでのなんでもないひと時を、 「黄金の時間」と自分のなかでの新しい価値を発見して、 表現されたところがとてもいいです。 >リビングの余った時間 は文法的に合ってるのかどうか、よくわからないのですが、 伝えたいものが伝わってくるので、いいと思いました。 >コップを倒さないように机に乗せる というべつになんていうことはない状況なのですが、 この微妙なハラハラ感がこの作品の盛り上がらない盛り上がり(?) としてぴったりだと思いました。 ただ1点気になったのは、 すこし情報過多というか、伝えたいことを優先して、 若干読んだ時のリズムが悪くなってるのかな、という気がしたのですが、 逆に黄金の時間のまったり感を演出する効果もあるような気もするので、 なんとも言えないのですが、ちょっとだけ気になりました。
0黄金の時間が何かを探りながらこの詩を読んでみました。リビングの余った時間。とろける意識。眩しい照明。望見される、将来時制の二人の時間。分かったような分からないような。少なくとも「ふと現れる」黄金の時間はまれなものではあるのだろうと思いました。
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