恋の狂気 1歩手前 とどまり - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

恋の狂気 1歩手前 とどまり    

B5のノートを拡げて おもむろに書く あなたの下の名前 ひたすらに書く 書いてる途中にふと気づく そうだ、あの人の上のお名前も知らない でも、一心不乱に書くの 嘘かホントかわからない下の名前 怖くてホントのお名前聞けないの 〇〇さん 〇〇さんって 名前を呼びながら書くの 切なくなって ただ傍にいたくって 悲しくなって 愛しくて触れたくなって 苦しくなって 壊されたくなっても 私は壊したくなくて ほら、ぜーんぶ 貴方の思い通りだよ あぁ、自分を差し出せた多幸感 何回も浸って、頭がおかしくなりそう それでも、 楽しそうに笑う優しい笑い声を思い出して どうにか正気を保った 自分でも気持ち悪くって、狂気に感じて怖いの でも、あなたのお名前で いっぱいになった見開きのページをみると できた かけた いっぱいかけた いっぱい貴方でいっぱいになったって いつも1人で笑ってるの 嬉しくて笑っちゃうの


恋の狂気 1歩手前 とどまり ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 502.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-05-30
コメント日時 2024-05-31
#現代詩 #歌誌帆掲載応募
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:502.3
2025/04/10 12時50分21秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

恋の狂気 1歩手前 とどまり コメントセクション

コメント数(3)
ほり
作品へ
(2024-05-31)

読み終わったときに、自分ごとのように恥ずかしくなりました。状況も心情とてもリアルに描かれていてすごいです!

0
エイクピア
作品へ
(2024-05-31)

名前は魔術的な意味を持ちますね。 「でも、あなたのお名前で いっぱいになった見開きのページをみると」 こう言う行為の意義を思います。詩的行為とは言えないのかもしれませんが、詩へと通じようとする熱意は感じられました。

0
作品へ
(2024-05-31)

タイトルに『恋の狂気 1歩手前 とどまり』と銘打っていますが、充分に狂っていると思いました。しかし、行動に移していないという意味では、確かに1歩手前であり踏みとどまっています。欲望を思い思いに書かれた赤裸々な作品は好みですが、ネット詩としては、わりと有り触れているスタンスであり、没個性化しやすいために難しい形式であると思います。僕がこの作品に感じたのは、話者の孤独です。想い人の名前をノート一杯に書き連ねる秘密の行為にも孤独を感じますし、それが本当の名前かどうかも定かではないということにも孤独を感じます。なぜこの秘密の行為が詩の形式を借りて露呈されることになったのかも、話者自身がその行為の虚しさを心のどこかで自覚しているからか、その秘密の行為を露出することにやはり話者の孤独を感じます。ただ、本当の名前かどうか分からない名前をノート一杯に虱潰しに長々と書き続ける孤独な熱量は侮れません。熱量が創造力を生むと思うからです。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2