青侍 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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青侍    

酸っぱいりんごから芯抜きで今 ゴスッと引っこ抜く芯 俺はやがて穴の向こうに見るだろう たった一つの揺るぎない真実を 俺が世界より底抜けに青いという真実を 昨日ビルの間から見た空も 隙間にすとんと落とすテトリス棒みたいな ひとすじの青だった 俺のキッチンでパイを焼く日曜 頭と生地は冷蔵庫でしばらく休ませとけ 月曜からこねくり回している屁理屈に すとんとめん棒差し込んで お前はどんぴしゃ正論打ち付ける 華麗なるテトリス すれっからしの生存競争だ つっかけで駆け出す秋 お前と揃いのスウェットでドンキに行く そんな世界観でいい 俺に背骨をくれ 絶対的支柱のような確信をくれ バトンつかんだら せえのでつっかけ競争是非もなし


青侍 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 21
P V 数 : 1389.5
お気に入り数: 1
投票数   : 7
ポイント数 : 0

作成日時 2024-09-09
コメント日時 2024-09-23
#現代詩
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
技巧00
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閲覧指数:1389.5
2025/04/13 15時46分06秒現在
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    作品に書かれた推薦文

青侍 コメントセクション

コメント数(21)
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-09-09)

こういう元気でるのすごく良い。バランスも良い。

1
九十九空間
九十九空間
作品へ
(2024-09-09)

凄すぎる。なんだこの疾走感。衝撃的でした……。

1
A・O・I
作品へ
(2024-09-09)

ばちっと決まっててすげえ読ませる、好いな。んだけど何故このtitle? いや、問題もないし違和感もないけど、不思議に思った・・・

1
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
A・O・Iさんへ
(2024-09-09)

↑空目大臣からすると、タイトルは「青(い棒)待ち」に見えて、その字も行人偏になるための一画の棒を待ってる感じがしましたけど、どうなんでしょう。 作品の感想、また後日書きに来ますm(__)m

1
佐々木春
佐々木春
作品へ
(2024-09-09)

とても良かったです。 筆力が伝わってきます。

1
A・O・I
熊倉ミハイさんへ
(2024-09-10)

青侍(あおさむらい)は、貴族・公家の家政機関に勤仕する侍のこと。(Wikipediaより)まあだからそういう人の話なのかなとは思ったんだけど、中身からはそういうイメージにならないので、その逆をついてるようにでセンスいいなと、興味持ったんすよ。もしかして深読みだったんだろうか……もしかしてマジで 待…なのか…(ついでにコレのtitleまず見てミハイさんの日雇いザムライをおもいだしたんですよね、そしたらMV上がってたタイムリー!後で見に行きますネ)

1
ぺえ太
ぺえ太
おまるたろうさんへ
(2024-09-11)

コメントありがとうございます。アッパー系ポエマー目指します。

0
ぺえ太
ぺえ太
九十九空間さんへ
(2024-09-11)

コメントありがとうございます。褒めて頂けて嬉しいです。 疾走感ですか、なるほど。確かに今回は書いてて気持ちよかったです。

0
ぺえ太
ぺえ太
A・O・Iさんへ
(2024-09-11)

コメントありがとうございます。そのように言って頂けてとても嬉しいです。 タイトル候補はいくつかありましたが、これになりました。

1
ぺえ太
ぺえ太
熊倉ミハイさんへ
(2024-09-11)

行人偏になるための棒待ちって、お子様ランチになるための旗待ちのようなアレですよね。 ミハイさんは擬人法をよく使うイメージですが、かわいい感性をちらりと覗かせる表現に、私はいつもくすぐったいような懐かしいような気持ちになります。

1
ぺえ太
ぺえ太
佐々木春さんへ
(2024-09-11)

筆力を認めて頂けて恐縮です。ありがとうございます

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-09-11)

これは大企業アップル社の戦略に躊躇いもなくスマフォばかり持ち歩く馬鹿と口先達者で格好つけてる小生意気な若造を皮肉りもじっていて痛快だ。こんな世の中で誰に仕えれば俺様は上級社員足り得るいいと言うのか。誰だか聞かせてくれ。という。

1
ぺえ太
ぺえ太
メルモsアラガイsさんへ
(2024-09-13)

コメントありがとうございます。 複雑にこんがらがった社会だ〜組織の中でがんばれサラリーマン♪みんな病んでる〜って昔、ミスチルが歌ってましたね。 公家、上級貴族に仕える青侍ですが、ケツの青い未熟者または底辺ブルーワーカー的な意味合いを込めた今回のタイトル「青侍」でした。 アップル社はアップル社でも、今回イメージしたのはアップルレコードです。マグリットのオマージュである青い林檎のロゴで有名な会社です

0
青十字
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(2024-09-18)

ごみ箱。即座に空にしろ。

0
澤あづさ
作品へ
(2024-09-18)

修辞はべらぼうにうまいが文章が硬いですね。こういう文体は、短気な人には散漫にみえやすい、そしてネット詩には短気な評者が多いのです。この文体がごみ箱呼ばわり等の理不尽な誤解を受けやすいことを、頭の片隅のさらに片隅に入れておいても損はないかもしれません。ハイレベルな書き手には覚悟も必要です。修辞は本当にべらぼうにうまいので、以後どうぞご躍進ください。

1
ぺえ太
ぺえ太
青十字さんへ
(2024-09-19)

ごみ箱を空にしたら何なの?

1
ぺえ太
ぺえ太
澤あづささんへ
(2024-09-19)

コメントありがとうございます。自分にとっては大きなヒントが隠された、とても貴重なコメントでした。じっくり消化したいと思います。 文体が硬いとのご指摘、非常に参考になります。自分ではなかなか気づけないところなので。書こう書こうとキバりすぎてるんでしょうか私は。まだ手探りでわからない事だらけです。これからももっとレベルアップできるよう努めます。

1
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-09-20)

「すれっからしの生存競争」、「俺に背骨をくれ/絶対的支柱のような~」のところが肝なのかなと。 世の中すれっからしだから、自分の芯だけは避難させているような、そういう生き方が見えました。要は、自分の青さは抜けた芯に空が映る青さで、本当は空っぽ。防衛本能から、不自然な純粋さになってしまっていた。だから、支柱=芯をくれと叫んでいるのかなと。 以前なんとなくコメントしたのと同じで、芯を待っているという詩だと思いました。でも、芯抜きしたら不可逆ですよね……うーん、儚い

1
ぺえ太
ぺえ太
熊倉ミハイさんへ
(2024-09-23)

コメントありがとうございます。 ミハイさんはいつも丁寧に読み解いてくださって、また、実際以上にカッコよく意味づけてくださって、本当のところは違っていても思わずそういう事にしておきたくなります。時々、答えを言うのが恥ずかしくなります。 棒待ちは計算になかったですが、さすが着想が冴えてますね。勉強になります。

1
エイクピア
作品へ
(2024-10-04)

「お前はどんぴしゃ正論打ち付ける」 こんな詩行にハッと立ち止まります。穴の向こうの揺るぎない真実にも立ち止まりましたが、「正論」と言う言いかえが印象的だったのかもしれません。

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ぺえ太
ぺえ太
エイクピアさんへ
(2024-10-07)

コメントありがとうございます。 印象的な詩行を評価して頂き恐縮です。勉強になるコメントでした。

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投稿作品数: 1