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【2021遅れた七夕企画】現在、もしくは過去の星たちへ
殻も破れず息絶えた 愛も知らず堕落した 手足裂かれ 捨てられた 恋人になったかもしれない存在に 親になったかもしれない存在に 抗いもせず消えていった あなたがたへ、 次の世界では無事に生まれ 自分を生きられますように
【2021遅れた七夕企画】現在、もしくは過去の星たちへ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1177.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-07-25
コメント日時 2021-08-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
単なる輪廻転生とは違うと思いました。「過去の星」とは何か。「恋人」や「親」への成長はファンタジードラマの祖型のような気がします。
0実は昨日、勤め先の牧場で死産がありまして。 どうやら先天的な異常が原因だったようです。 となると、こちらの牛飼い一同は何もできなかったことになります。 一口の空気も吸えず 一目の母親も見えず 捨てられたかのように 地面に落ちていました >次の世界では無事に生まれ >自分を生きられますように そう思う次第です。
0こんにちは。百均です。 >あなたがたへ、 という言葉に距離感を感じました。そもそも星というのは距離があって、今見えている光が現在を差している訳ではなく、過去の光でしかないので、その距離感というのは適切なのかなとか思ったりします。捨てられて、抗いもせず消えた存在と、そぎ落とされていくような書き方という事を考えると、抵抗してたとえば恨みを持って死んだ場合、その念慮というものが残存する可能性もあったりするんですけど、それすらないという事は本当に消えてしまう事で、それに耳を傾ける存在すらいないのだなと思います。「次の世界」というのは、生まれ変わって現世に再び生を受ける訳ではなく、正に異世界というか全く別の世界で、「自分を生きる」つまりここで削がれている捨てられる事なく、抗う必要もなく生きられる、という事だけではなく、捨てられた状態からの復元や、抵抗が意味をなす? 世界に生まれて生きる事ができたらいいなという語り手の目線の温度を感じました。
0>「過去の星」とは何か。 「お星さまになる」という言い回しがあるのですが……死人・死んだ生き物は現在だけでなく、過去にも溢れています。
0牛さんのご冥福および、次の世界での活躍をお祈りいたします。それが例え、牛さんではないにせよ、私達も知らない生き物として生を受けたとしても。
0>この祈りのままに生まれ変わってきたのが、いま生きている自分たちであるかもしれない、という円環構造を、タイトルは示唆しているようです。 なるほど! そういう読みも成立しますね。 最後に七夕に願い事をしたのは2019年で、コメダ珈琲店に置いてあった短冊に『コメダが今以上に繁盛しますように』だったかな、そういうお願い事をしました。そのコメダ珈琲店は現在も変わらず、そこに在ります。
0こんばんは。あなたのキャスを聞くまでコメントを控えておりました。 >あなたがたへ、 >という言葉に距離感を感じました。そもそも星というのは距離があって、今見えている光が現在を差している訳ではなく、過去の光でしかないので、その距離感というのは適切なのかなとか思ったりします。 ここなんですけど、オカルト的価値観からすると『動物の死骸に感情移入してはならない、霊が憑くから』という言い伝えがありまして、下手に喚起しないように「そぎ落とした」結果です。願ったきっかけとしては、休日出勤の朝。道路にて「卵が割れているな」と思って近寄ってみたところ、生まれずに死んだであろう鳥のひながいました。目を開いた痕跡もなく、自分が生まれたことにさえ気づかず。その光景と、学生時代に興味本位で調べた人工妊娠中絶の話とダブって見えてしまって。私は感染症の観点から何もできず、ただ道路を通り過ぎました。帰りに同じ道路を歩きましたが、そこに鳥のひなも殻もありませんでした。おそらくカラスが片付けたのでしょう。 >「次の世界」というのは、生まれ変わって現世に再び生を受ける訳ではなく、正に異世界というか全く別の世界で、 「現世ではない」とは言っていないので、今ここに生まれ変わる可能性もあります(ただし、世界は星の数ほどあるので確率としてはとても低くなる)。 完全にエピソードありきでそこまで深く考えて書いていなかった(書かされた、とも)のですが、キャスを聞いて「そういう意味も……えっ、そうなの!?」と驚く部分もありましたね(特に『殻を破れず』と『自分を生きられますように』の相対など)。放送、楽しかったです。
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