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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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わたしについて    

うみは、こわい そらもこわいに ちがいない だけど、ともだちがいて こいびとがいて こえていける、わたしは くもは、たかい うみよりもっと たかいにちがいない だけど、さかなになって くじらになって およいでいける、わたしは わたりろうかの てすりにいたの、わたし そのすぐちかく てすりにてをかけていたのも、わたし じゅうぶんなたくわえで はねをふくらませ いまにもとんでいきたそうだった ちょっとめをとじるだけで あたりいちめん、まっくろくろのえきたい だれがのむの?と、きいたそばから かすかに、いんくのにおい ちょっとめをあけて、きづく すれちがうとき、ひとはなにも もってはいない だからなにもかも わかってしまう はやしをぬけたそのさきに、みずたまりはあって よわいものたちがたたかいをしかける そのあいずが、これはしあわせのはじまりよ、と どうしてもうそをつくから さがせ、さがせ あったにちがいないもの ざんこくなほんもの よるは、こわくない あさは、すこしだけこわい わたしをみるなと、いいたい あめがあがれば、あなたもきえる のこらずきえる、というのに かなたは、あまい かなたのかなたは まだみえない



わたしについて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 24
P V 数 : 1373.0
お気に入り数: 3
投票数   : 7
ポイント数 : 0

作成日時 2024-04-04
コメント日時 2024-05-10
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
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 エンタメ00
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構成00
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閲覧指数:1373.0
2025/04/07 06時41分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

わたしについて コメントセクション

コメント数(24)
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
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(2024-04-04)

抒情とは詩とはこういう作品をいうのではないか。 理屈なしにすぅっとこころのなかに入ってゆく。染み込んでゆく。 まるで燦々と強い日差しで熱中症にかかった人が飲んだ時に感じる、有り難さ、不足した水分を摂取した時の歓び、満足感。まさにこの詩は読み手にとっての命の水である。

1
atsuchan69
作品へ
(2024-04-04)

この詩は、 自然の要素と人間の内面が結びつき、 主人公の成長と希望の探求を描写している。 読者へ自然と人間の関係や、 内面の葛藤と克服についても深く考えさせる とても素晴らしい作品だと思いました。

1
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-04-04)

そうですね。自然を喩に内面との葛藤そして希求願望。総じてatuschan69さんの意見と重なるのですが、全文ひらがな書きの詩です。ひらがな書きというのはやわらかくゆったりと詠ませる反面、言葉には多義的な解釈が加わってしまうのでイメージには結びつきにくいという欠点もあります。ここではそのような難解な熟語使いも避けられています。ひらがな書きの詩は体言止メなどの扱いにも効果的ですよね。~よわいものたちがたたかいをしかける~わたしをみるなといいたい~あめがあがればあなたもきえる~そして終わりに続く、かなたはあまい、かなたのかなたはまだみえない。これらがキーワードになってわたしの願望、希求する聲も閉じられていきます。よわいものたちが~あなたもきえる~。いったい何を指しているのでしょうか。この詩の目的が詩全体を覆う喩で占められていると思います。なのでよわいものたちも、あなたも、すべてわたしの内面の事として比喩に置き換えられている。終わり、そのわたしを納得させるように~かなた(未来)はあまい、しかし、かなたのかなた(展望)はまだみえない。と語り手を通して自らに言い聞かせているのです。

2
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-04-04)

※ごめん。atsuchan69さんのsとuを間違えました。よくやるんだコレ(恥)

0
1.5A
作品へ
(2024-04-06)

書かれてある内容とは裏腹に、迷いなく書かれた作品だと思います。“わたし”という内面を通して、こちらに語りかけてくる想いがあって、それは考え方を押し付ける感じではなく、読み聞かせてくれるようにささやかであると思います。作品を間近で読むというよりは、一歩下がって、目の前に空白を作るようにして読みたい。と思いました。読むというよりは言葉が身体にゆっくりとしみこむ音を聴くように。

1
A・O・I
作品へ
(2024-04-06)

ひらがなでかかれていることで、一文字づつやさしく心に入ってくるようにおもいます。わたりろうかのてすりにいるわたし、てをかけるわたし。といった読みてが再生させる視界はどこにでもいる制服の女の子を映し出すことでしょう。いまがつづいてく、そのさき あすあさって、もっとカナタのみらい。皆がきっと一度はいだく、ふあんときたいをうまく書き出していると思います。いいね。

1
妻咲邦香
秋乃 夕陽さんへ
(2024-04-08)

ありがとうございます。叙情というものがどのようなものを指すのか実はよくわかっていない私ですが、平仮名の持つ透明感みたいなものがそう感じさせるのかもしれないなと思いました。実際言葉と相談しながら書いていったような気がしてます。

1
妻咲邦香
atsuchan69さんへ
(2024-04-08)

ありがとうございます。そんな大層なことは書かれていない気がするのですが、どうなんでしょう、特に主人公はそんなに成長してないような、むしろ成長を拒んでるようにも見えます。それでも何か歩き始めのような、その一瞬の出来事のような気もしてます。

0
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
妻咲邦香さんへ
(2024-04-08)

叙情、難しいですよね。 何が叙情なのか、私もわからなくなることがあります。 結局は言葉と相談しながら書くのが良いのかもしれませんね。

1
妻咲邦香
メルモsアラガイsさんへ
(2024-04-09)

いつもコメントをいただきありがとうございます。投稿する時この詩は匿名の方がいい気がしてそうしました。平仮名の詩は時々書きたくなるのですが、一音一音ゆっくりと音になって出てきます。一歩ずつ踏みしめるような感じで、それが気持ちいいのです。感情に流されずに済みます。まだまだ書き切れたとは思っていません。この詩は何か岐路に際しての決意のようなものなのかもしれません。

0
妻咲邦香
1.5Aさんへ
(2024-04-10)

ありがとうございます。それでも書く前はかなり迷ってました。迷いが断ち切れるのを待っていたというか、雲が晴れるのを待っていたような感じです。何も語らないようにしたかったのです。誰かに届けるのではない、純度の高いただの呟きとして。

1
妻咲邦香
A・O・Iさんへ
(2024-04-10)

ありがとうございます。全篇平仮名というのは時々やりたくなるのですが、ある特殊な精神状態になった時、もしくはそれを表現したい時などですね。もうこれ以上沈んでいかない、そんな気持ちになった時に書けるような気がしてます。本当は1箇所だけ漢字にするとか、そんな気の利いたこと出来たら良かったのですが。

0
妻咲邦香
秋乃 夕陽さんへ
(2024-04-10)

叙情については私もよくわからないのですが、私がいつも意識していることは、感情を物事のように、現象のように扱えないか、ということです。感情も一種の物質のような気がしてます。

0
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
妻咲邦香さんへ
(2024-04-10)

確かに感情は一種の物質で何らかの要素が加わり作用して死が出来上がるのかもしれませんね。 大変勉強になります。

1
黒髪
作品へ
(2024-04-10)

そらやうみに行くと、ひとりぼっちになって、帰ってこれない気持ちになり、怖いですよね。 でも、人はちゃんと帰ってこれる。地球に戻ってこれる。昼はにぎやかで、朝は静か。

1
妻咲邦香
黒髪さんへ
(2024-04-11)

ありがとうございます。空は毎日見ているものなのにその本当の姿を知らない。本当ではない色を私たちは毎日見ているような気がしてます。空は広いのではなくあれは描いてあるのです。 海は魚たちにとって空のようなもの。魚は空を自由に飛べるのに私たちは飛べないのです。不公平だと思います。

1
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
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(2024-04-15)

「可能性」という言葉は、その事柄について不満のある人が使う というような言葉、「アメリカン・フィクション」という映画で最近聴いて、強く心に刺さったものです。 「わたし」の周りに果てしなく空間が広がる。その限界を超えられる。自分についても、「くじら」ほど巨大なものになれる。可能性について考えて、第七連から現実の「不安・不満」が描かれる。 単なるまっくろな視界ではなく、「まっくろなえきたい」というのも、どこまでも自分の中を侵食してくる「不安・不満」の強さかなと。 第八・九連はまだ私の分析が及ばないほど、良い詩的表現だなぁと思いつつ。最終連で「かなたのかなた」が出てきますが、そうやって「かなた」に懐疑的になることで、私が前半挙げた話のその先を穿つ詩になっている、と思いました。 良い詩だと思いました。

1
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-04-15)

この作品は前にみかけたときも、なんだかひっかかって、でも感想がかけなかったのですが、 >よるは、こわくない >あさは、すこしだけこわい >わたしをみるなと、いいたい >あめがあがれば、あなたもきえる >のこらずきえる、というのに わたしはたぶん、潜在的に、衝撃の一言みたいなのを期待してたのだと思う。 これでは誰も敵に回さない詩だと。それが弱いのではないか?と。

1
妻咲邦香
熊倉ミハイさんへ
(2024-04-17)

ありがとうございます。 「可能性」という言葉は、その事柄について不満のある人が使う 映画については知りませんでしたが素敵な言葉ですね。いやその通りで、何か信じきれないものがあってそれでも信じようとする部分があるからかもしれません。全てが平仮名なのはもしかしたら何か重要なことを隠しておきたい気持ちの現れのような気がしてきました。 強くあろうとする気持ちはおそらくそれだけ自分自身を否定することでもあり、瓦礫の上に立たないと見えてこない景色でもあるように思います。

1
妻咲邦香
おまるたろうさんへ
(2024-04-17)

ありがとうございます。誰も敵に回さないように見えて、おそらくそう感じた方は敵に回してるということなのでしょう。敵は多い必要はありません。強敵一人いれば十分です。 衝撃の一言、私も待ってるんですよね。なかなか、まだ来ない。

1
湖湖
湖湖
作品へ
(2024-04-17)

断定的なのに意味を図りかねる例えが続きマシュマロを食べたような気分になりました。

1
妻咲邦香
湖湖さんへ
(2024-04-18)

ありがとうございます。マシュマロは焼いて食べると美味しいそうですが、それ用のマシュマロが売ってて焼かずに食べたら美味しくなかったです。加熱用は焼かないとダメみたいですよ。

1
エイクピア
作品へ
(2024-05-10)

全部ひらがな表記で、批評意識が感じられると言うよりは、何らかのコンセプチュアルな詩なのかもしれないと思いました。「こわい」「こわくない」「あまい」などの緩やかな断定に音楽があると思いました。詩全体が音楽を聴いているような雰囲気が感じられました、読んで居て。

1
妻咲邦香
エイクピアさんへ
(2024-05-10)

ありがとうございます。コンセプチュアルと言われれば確かに、ですね。人はある意味コンセプチュアルにしか生きられませんから。 全部平仮名だとゆっくり読んでもらえるような気がするんです。読むのに掴み易いというか、億劫にならない、敷居が低く見られるのでその分有利な気がします。そもそも音声は皆平仮名として存在してますしね。

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