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地平線の彼方まで
南から吹く風にのって 気球は空へと飛び立った 大地を駆ける馬に乗って 猛々しく荒野を走りぬける 空と大地は果てしなく 父母が待つ村の泉まで 美しき母と慈愛に満ちた父の 墓前に花を手向け 私は涙の雫を拭って また荒野を見渡すと大地には 風がただ吹いている 勇者であれと父は言う 体をいたわれと母は言う この胸は痛みを感じながらも また誰かのためにそして己のためにと 気負うことも焦ることもなく そっと風の赴くままに また人生の旅に出るのだ 空と大地の接点に 青々としたその先に 輝く眩しい朝日を浴びて 地平線のその先まで 空を行け大地を行け その瑞々しい彼方まで 我が魂よ我が肉体よ 駆けて行け
地平線の彼方まで ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1332.6
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-07-29
コメント日時 2021-07-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
読み手として思ったことを言うと(私が言えたことでもないんですが)、題材選びがちょっと安易に見えました。現実世界寄りにしろファンタジー寄りにしろ、「父母の墓参りをし、涙を拭ってまた走り出す」これだけになってしまっているのかなと。モチーフとしてはアリ、処理次第だと思うのですが、書いてある以上のことが立ち上がってこないというか。人生の手触りではなくRPGゲームをプレイしただけで書いているような。 また、気球要素も浮いているような気がします。現実世界の民俗的雰囲気で読もうとすると「あ、気球はある文明レベルなんだ」と思ってしまう一方、ファンタジックに読もうとすると「どんな気球かわからないから意味が取れない」と思ってしまうような。 たとえばこれを大昔のモンゴルみたいなイメージにして、気球を廃し、空や大地をもっとガツンと書き出したら、その下の人間の涙を描く方向に持っていけた予感もします。 もちろん、必然性があるなら気球も活躍してほしいですし、ファンタジー方向に舵を切ってもよいとは思います。 引っかかったことばかり書いてしまいましたが、音の流れはすごく地に足のついた印象で、飾らない素直な日本語の文もいいものだと思えました。学び取りたいです。
1コメントありがとうございます! 大変勉強になります。おっしゃっていることが図星すぎて思わず納得してうなづきながらコメント読ませていただきました!
1空へと飛び立った気球、 大地を駆ける馬、 肉体と魂が行く先は空と大地が交わる地平線であり、 そこに父母が待つ村の泉があって、 痛みを抱えながらも、風の赴くまま、 そこへ旅をするのが人生、、、というふうに読みました。 ご両親への思いを、このような力強い、 それでいて優しい詩としてこの世界に表わせるということが、 とてもすばらしいと思いました。
2まささん、コメントありがとうございます?とても嬉しいです。 私の拙い作品を前向きに評価してくださりやる気が出ました^_^
2ドイツ詩人みたいだ。あるいはホイットニー。
1勇ましい詩だと思いました。瑞々しい彼方とは具体的にどこであろうかと思いました。慈母と厳父でしょうか。この詩では父も優しそうです。
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