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祈った
羽根が黒いので 白く塗って 家計簿で犬を殴った ロバに大量に枝を乗せても 耐えられるそんな犬を 期待していたのに 期待に応えてくれない犬がもどかしかった ラッキーな日だった ラーメンにごみが入っていたので イライラして居た日でもあった 江戸時代にもクリスマスイブを 祝う習慣はあった筈だと確信して セノビックを飲んで居れば 私が殴った犬は スパンクだと判明した 私は粛々と債務を履行して 犬の冥福を祈った
祈った ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1012.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2017-09-30
コメント日時 2017-10-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 1 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
エイクピアさん、こんにちは。 犬はいいですね。生きている犬はもちろん、死骸になった犬もいいです。 おそらくこの詩の中心は実在と言語の間に成立した「犬」です。 惜しいことに犬に体臭がありません。アーヴィングの『ホテル・ニューハンプシャー』に登場する「ソロー(悲しみ)」という犬はいつもおならをしているという設定でした。 言語は言語から離れようとすればするほど意味と物語に捕らえられますが、逆に言語の持つとされる現実への対応性を形作る、そのルールに一層忠実であることで、その拘束から逃れ得るのだと思います。
0Migikataさんコメントを有難う御座います。実在と言語の間に成立した「犬」ですか。スパンクと言う引用も含めて、「犬」と言う概念の難しさを思います。スパンクは虚構とは言え、実在の犬をモデルとして居るでしょうから、実在と虚構の間にもスパンクと言う、「キャラクター」が居るのだと思います。 「犬」の体臭ですか。難しいですね。ああ、アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」。読んだことありませんが、「ソロー」と言うネーミングセンスや、おならを何時もするという設定も含めて考えさせられるものがあります。 意味と物語に捕えられる「言語」。そして言語の現実対応性。そのルール。言語の拘束性から逃れ得る契機。現実への対応性は大変考えさせられますね、詩作へ資すること大だと思いました。
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