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水底
1. 頼りきっていたらいけないらしいと分かっていても うたがいがすくいとられるのは心地好い お前だけの力でいつかは歩くように と ばかり 言われてきたからだよ 2. 花を見ました 花を閉じ込める代わりに 私は食べた ごめんね、 きみの気持ちを誰にも聞かせないと決めたこれは、何なのか 3. この部屋の朝は短い 生まれ変わった明るいあなたの光が当たり私の中に絵が生まれる 私は何かを秘密にしたかった でも世界から切り取るわけにはいかないのです 誰も迎えに来なくても 水は50年私を潤し 残りの50年は土を潤しました
水底 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1150.7
お気に入り数: 1
投票数 : 8
ポイント数 : 0
作成日時 2023-01-12
コメント日時 2023-01-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
- 病的な自然回帰 (柳煙?)
『1』は森の中の川の水、『2』は公園の池の水、『3』はリビングの花瓶の水のような印象を受けました。 水面の水だけが掬われて、水面に浮かぶ花だけが見られて、水面にだけ朝日が当たって、水底は顧みられなくても、そこに棲む生物を、堆積する土石を、活けられた花を潤してるということなのかなと思いました。
0同時に投稿された青い部屋かこちらの水底か、どちらにコメントしようか迷いましたが、こちらに。 作者のビーレビへの投稿作品はそう多くはなく、作家性の全体像を掴みきれてはいないと、そう自覚はあります。そね上で推察しますが、今回の二作品は作者の独白だと思う。しかもそれは悟達を直前にした最後の迷いと諦念に読める。コメントの書きが少し大袈裟に思うかもしれない。けれども、この二作品のうち特に本作には、「高見順の死の淵より」にあった読後感がある。
0お読みいただいて有難うございます。人様の読みを読めるというのも作者の役得ですか。面白いなあと思いながら読ませていただきました。 水の繋がりで連想していただいたようで、そのように読めるのだなあと感心してしまいました。納得のゆくお返事になっていないかもしれません。
1どうも。お読みいただいて有難うございます。 悟りの直前の作者です; 煩悩まみれですw 独白、なるほど、確かにいつもより空気抵抗みたいなのを感じましたが、今までの投稿と違うものを察していただいたのだなと思いました。青い部屋よりはこちらが最近の作となります。 高見順さんの作品ぜんぜん知りません…えへ。
0誤→いつもより空気抵抗みたいなのを感じましたが 正→いつも投稿するときとは違って投稿にやや勇気が要り、空気抵抗みたいのを感じましたが
0詩の強固さを思いました。水は50年や残りの50年に、時の包括さから来る強さの示唆が有ると思いました。勿論その強さは言葉によって支えられ詩によって支えられるものですが。
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