作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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思い出

 mn
 4   761.4   0   1 

そのことを、僕はよく覚えていない うまく思い出せない それ以外のことなら、何でも思い出せるというのに いや、違う きっと、思い出したくないだけなのだ 記憶の底に、鍵をかけて閉じ込めて、そして、鍵を何処かへ投げ捨ててしまった もう本人ですら、その場所......


現代詩
作成日時 2024-08-15

花を道連れ

 墨野みどり
 3   958.7   0   3 

 真っ黒、真っ黒。  真珠の首飾りだけが嫌に真っ白で、それ以外はみんな真っ黒。  だのに花はいつでもあざやかで、目に染みる場違いな赤やら黄色やらは、輝くように咲いている。  そのとき、ほんの出来心がふと、言葉になりかけた。  ねえ、私が死んだら、悲......


現代詩
作成日時 2024-08-22

リボルバー

 佐々木春
 57   4931.6   3   13 

いつの間にか 迷い込んでいた森は 思ったよりもずっと深い わたしは見渡す限り一面の 四角い湿った木々の間を歩いて ひしめく壁をひとすじ走る路から 粉薬をたくさん溶かした曇り空へと 曖昧につながっていく透明定規の 目盛りの消えた平らな点に座り ......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-07-04

不眠症

 さか たけお
 4   676.1   1   3 

 冷たい夜だった。天井近くに小さな窓があった。そこから射した光が朝を告げた。周囲の寝息は途絶えなかった。僕も寝たかった。寝息がうるさかった。においがあった。決していいにおいではなかった。においと感触はどこか似ていた。音だけはちがった。僕も息をしていた。僕の体の......


現代詩
作成日時 2024-08-10

帰途

 テイムラー隆一
 20   1945.6   0   2 

あなたが美しい言葉に復讐されたとて きみが静かな意味に血を流したとて 僕には関係ないことだって ただただ眺めては そっと立ち去りました しばらく歩いたところで 言葉が僕をゆっくりと抱きしめ始めました 言葉は、常に僕の傍にいました ......


現代詩
作成日時 2024-07-09

海月アタック

 トビラ
 8   906.2   1   2 

泣きながら紫色に染まる バラバラ、バラバラな陸橋 うまく海から上がれなかった みんな先に進化していった 波に打たれて一人 未分化な手をながめていた 足はまだしめっていて 魚の匂いがした 先生、僕はまだ、 両生類なのかもしれません 足音がペト......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-07-28

穂月知実~まあるい月

 西山智さとぽん
 4   691.0   0   0 

 まあるい月の瞳がふたつ  まあるい月の瞳がひとつ  まあるい月がピ~ス。  大切な女性の名前がふたつ  大切な女性の言葉がたくさん  僕は生きていくので大切な女性が必要なことがわかった。  僕にとって必要な女性がわかった。  言葉から始めた。 ......


現代詩
作成日時 2024-07-15

回収音頭

 ぺえ太
 13   829.1   0   0 

第6トーアビルから 劣化した外壁タイルが一片 はらりと落ちる 次いで女が落ちる ランボルギーニのために 女が一人 土埃とどよめきを巻き上げて落ちる すぐさま誰かの上着が掛けられ 今日もまた しれっと歌舞伎の日が落ちる なんとなんと か......


現代詩
作成日時 2024-08-20
投稿作品数: 8188