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理解するということ
好きな人、好きな本、 好きな造形、好きな色、 好きな顔、嫌いな柄。 全てが私なのだけど、 それ全てを理解して、と言える資格なんてない。 どれだけ好きでどれだけ嫌いでも、 何故嫌いでどうして好きなのか、分かっているけどなにか分からない。 それを理解して欲しいなんて 烏滸がましいこと。 分かっているのにわかってなかったり分かっているつもりだったのに、違っていたり。 易々と理解するなんて言えたもんじゃない。 何事も言葉にしないと伝わらないのに 言葉に出来ないことが多すぎる。 ただ言葉足らずなだけかもしれないが。 気持ちを伝えるために言葉を使い、 その言葉が伝わるまでに相手の言葉が交わって違う言葉になる。 そうなるのなら本当の理解ってなんなのだろう
理解するということ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 646.9
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 45
作成日時 2024-08-19
コメント日時 2024-08-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 30 | 30 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 15 | 15 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 45 | 45 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 30 | 30 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 15 | 15 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 45 | 45 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
本当の理解とは、どのように得られるものでしょうか。やはり、全てを知るにはかなりの困難が あり、それゆえに、言葉で理解する、ということが、意味深くなっていると思います。 言葉で説明するしかないのに、言葉自体も口に出した瞬間に、気持ちを伝えたということが 起こっても、すぐ変わってしまうのですが、泣けてくるほどの理解を得れば、それでかなりは 達成されたことになるのではないか、と思いました。
1人と関わる上での永遠のテーマだと思いました。今更ながら、言葉を大切に、伝えたり、伝えなかったり、受け止めたりしていきたいと思わせてくださる作品でした。
このタイトルはエーリッヒ・フロムの愛するということの改題かな?だとしたら貴方のセンスはかなり良いものだと私は判断します。
1涼夏さんの詩を待っていた。 ……といっても、うまくコメントできるわけじゃないけれど。涼夏さんがこの詩で書いたように、僕が伝えたいものとは違ったものになってしまうかもしれないし。 ただ、そういうのは一旦置いておくとして……この詩は、僕がしてこなかった方面の思慮と涼夏さんの心性の瑞々しさを基盤にした、そんな綺麗なものに思える。確かに一種の苦悩にも満ちているとは思う。だけど、その苦悩ゆえにこの詩が磨かれているように感じた。 ……あと、詩の本筋とは関係ないかもしれないけれど 『好きな人、好きな本、 好きな造形、好きな色、 好きな顔、嫌いな柄』 序盤のこの部分、アンバランスさが意外と感じられない。「好き」と言う単語のあとに最後に一個だけ「嫌いな」だけが置かれたのに、むしろそれが詩にどことなく自然さを与えている気がする。
1若いなー!!と思って過去作見たら中学生だった。若い!!!
1僕の好きな歴史上の人物に、中国で禅を広めた達磨さんって方がいらっしゃるんですけれど いや、じっさい、いなかった説もあるのですけれど 達磨さんって何を聞かれても「無」とか「不知(知らない)」って返すんですよね。 達磨さんの場合、その対象の多くが「仏教について」なんですけれど 結局、知らな過ぎてもわからないし、その事に詳しくなっていく度わからなくなってゆく 結局「言葉にならねぇ」っていうのを、言葉で表現することが「詩」だと私は思っていて なかなか理解が得られないんですけれど、その定義のおもいっきり元になることを 丁寧、書いて下さってたんで、勝手に好感を抱いたという話です。
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