海月アタック - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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海月アタック    

泣きながら紫色に染まる バラバラ、バラバラな陸橋 うまく海から上がれなかった みんな先に進化していった 波に打たれて一人 未分化な手をながめていた 足はまだしめっていて 魚の匂いがした 先生、僕はまだ、 両生類なのかもしれません 足音がペトペトします 中原中也で止まっているのでしょうか    空は青いのに 口の中はザラザラします 液体という在り方を 見つめています一人で 街に触れるとすぐに 干からびてしまって 適応とは難渋なものですね 下着もビチャビチャになる 夏の熱は脱皮したばかりの 皮膚には少し苛烈ですね 「たましい」と口にする たましい、僕のアウラは とうもろこしですか



海月アタック ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 907.3
お気に入り数: 1
投票数   : 2
ポイント数 : 150

作成日時 2024-07-28
コメント日時 2024-08-23
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性500
前衛性50
可読性50
エンタメ100
技巧300
音韻300
構成200
総合ポイント1500
 平均値  中央値 
叙情性5050
前衛性55
可読性55
 エンタメ1010
技巧3030
音韻3030
構成2020
総合150150
閲覧指数:907.3
2025/04/10 16時15分49秒現在
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    作品に書かれた推薦文

海月アタック コメントセクション

コメント数(8)
田代ひなの
田代ひなの
作品へ
(2024-07-28)

一読してみて、自分の未熟さを嘆く姿や置いていかれる不安、劣等感が伝わってきて何だか自分に当てはまる部分が多いなと感じました。 読み進めていくうちにどんどん惹かれていく不思議な魅力がありますね★

1
トビラ
田代ひなのさんへ
(2024-07-31)

田代ひなのさん、ありがとうございます。 プルプルプルプルしていると、いつの間にか、周りの人たちはカッチリしていって、波打ち際でプルプルしている透明な軟体のような気持ちになったりしますね。 ただ、そういう浮遊物だからこそ、できることもあるのかなと思ったりもします。

2
ハツ
ハツ
作品へ
(2024-07-31)

めちゃくちゃ好きです。良い。わたしはまだ魚類です。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2024-08-01)

アウラといえばフェンテス。

1
トビラ
ハツさんへ
(2024-08-20)

ハツさん、ありがとうございます。 返信が大変遅れてしまい、すみませんでした。 ともに進化の道を歩みましょう。

1
トビラ
田中宏輔さんへ
(2024-08-20)

田中宏輔さん、ありがとうございます。 返信が大変遅れてしまい、すみませんでした。 フエンテスは読んだことがなくて、そこについては返せないのですが、何か感覚的に触れるものがあったのならよかったです。

0
つつみ
作品へ
(2024-08-20)

とても好きな作品でした。感覚的に良いなぁと思っているので、なぜ好きなのか説明しにくいのですが、今年の夏の思い出に残したいほどに好きな作品です。 水族館でたくさんの海月を見ました。陸に上がったらあっという間に溶けてしまいそうに透明でした >「たましい」と口にする >たましい、僕のアウラは >とうもろこしですか この終わり方がたまらなく良いです

抒情:50 前衛:5 可読:5 エンタメ:10 技巧:30 音韻:30 構成:20  
1
トビラ
つつみさんへ
(2024-08-23)

つつみさん、ありがとうございます。 つつみさんの夏の思い出になれたのなら幸いです。 先日サイダーを久々に飲んだのですが、とても美味しくて。 透明で微刺激のサイダーは、どことなく海月に似た飲み物なのかもしれませんね。

0

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投稿作品数: 2