作品投稿掲示板

私達

くまごろう

7　 512.5　 0　 2　

犬と猫が、仲良く寄り添って眠っているあんなに色や形が違うのに......

現代詩縦書き

焼き切れるか愛情

ぼんじゅーる

3　 465.7　 0　 1　

なんでも知ってるようなかおで罵ったなんにもしらないくせにと最期は決まってお別れをする団地の奥さんが叩いたホコリが　目に沁みる夜風言い過ぎたのね言い過ぎたのよ言えないまま相手の顔にどれだけ泥を塗れるか考えた心に爪を......

傘

セインSK

5　 606.6　 1　 0　

傘冷たい雨に打たれて帰る道何故だか温かい気持ちに包まれた傘はある君に買ってもらった大切な傘この傘を冷たい雨に濡らすなら僕は喜んで濡れて帰ろう帰ったら君はバスタオル持って「馬鹿ね」とあきれ顔して笑ってくしゃみをした僕も一緒に笑っ......

現代詩ビーレビ杯不参加縦書き

作成日時 2025-03-09

フィラデルフィアの夜に　５６

羽田恭

2　 290.4　 0　 1　

フィラデルフィアの夜に、言葉があります。　夜の消える事のない喧騒の中、泣き声がいつも気づかれる事のなく空気を揺らしています。その明らかに異様に激しい声は、外の誰かが気づく前に途切れ、外にはもれなくなっていくのが日常になっています。　今日も、その......

作成日時 2025-03-16

知らない私

2　 385.8　 0　 0　

　私は何も話さずどこかへ歩く　行き先はわからないまま　握る手の温もりを感じながら　星空を眺めることもなく　ただ隣を歩く相手の事を想っては　その顔を見ることもできず　歩調を乱すことなく歩いていく　いつもは聞こえない私の鼓動　今......

猫

201

9　 467.3　 0　 1　

月齢11.1 天の川が綺麗だとまるでキャンプに来た小学生みたいなことを言う人のスリッパのまま県境を渡る海の色が変わる所から言語も変わるんだよ、と私は吹かない風に指を絡めるくだらないことの先には京都があるんだって、詰まらないうんちく......

3月のpoetry-slam-slyme

B-REVIEW

3　 588.7　 0　 1　

3月16日(日)15: 00~より、poetry-slam-slymeのラジオ録画をYouTubeにて公開します。1時間程度の動画で、ゲストとしてハツさんをお招きしております。青い犬さんの作品『普通の人々（谷川俊太郎のオマージュ）』をそれぞれの視点から......

夏の翳

三明十種

10　 607.7　 0　 2　

夏の翳は、どれもこれも短足で特に根本はめり込んでてそれが羞ずかしいのか出たり入つたりしてゐる夏の翳は、ゆふらゆふらとアスフアルトの黄線の上で睡たげに淡くなつたり濃ゆくなつたり（一雨、狂イさうだ）夏......

花嫁花子

長谷川哲士

2　 279.4　 0　 1　

それは生まれ変わりの権化石の舌を持つ熱烈花嫁新婿の欲望など一文の価値も無く石の舌で一突きすればそんなもの無くなるさ「もう一歩前へお進み下さい」その一歩が出ないんだよ熱烈花嫁のド太い圧迫で三歩も下がってしまったではないか ......

現代詩縦書き

作成日時 2025-03-11

Hey Mama,

砂柳

2　 301.5　 0　 0　

(Peterparker69"Hey phone"ファンアート) なあマイフレンド僕は毎日退屈なんだ退屈なことが人生の中で一番苦痛なんだ僕らの前を歩いてるあの知らないおじさんの背中にナイフを突き立てたら......

ビーレビ杯不参加

作成日時 2025-03-13

遊撃手

チャッピー

3　 287.6　 0　 2　

古い窓が揺れて灯りを揺らす部屋の奥で押し入れが少し開いた手を伸ばし掴もうとした遠吠えに似た笑い声に夜はいつも優しい夢でなら飛べたのに今日はまた立っている明日になればさようなら会いたい、と思うのは身勝手ですかとはいえ体......

作成日時 2025-03-13

俺とおまえと

勒枢薇朧

2　 232.1　 0　 1　

俺はおまえを見ている。おまえは俺を見ていない。それでいいのだ。それでいいのだと、自分に言い聞かせる。たとえば、雨の日、傘もささずに歩く俺を見て、おまえは笑うだろうか？いや、笑わないだろう。 ......

死祝生

4　 392.9　 0　 1　

死に顔に手を笑った生き物のそっと紡ぐ赤い舌 ”なんて安らかな顔”と死人に顔などない口さえ聞けないのだから短い吐露する悔いならばこう言ってしまえ「殺してやりたかった」と産声を上げたその日から思い続けていたと嘯け ......