作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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雨の日

 緒北くない
 5   786.0   0   2 

部屋が海に沈む夕べ 私たちは静かに上を見る 懐かしい光はビロードのしるべ 眩い果ての間に、お前は健やかなまなざしを…… 窓は横切るイワシの群れだ 雲は流れそのものだ 巡る浮力は光を変えず ただこの重さに応えるのみ ああ、たおやかな海よ ......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-05

ある男の子の歌声

 15歳
 9   808.4   0   1 

男の子が 両手で包み込んだ空間に すきまから 息を吹き込むと こだま して ぱっと手を開くと  音が飛んでゆく  丸い、 カスタード色 こだま だ こめかみの骨や手先がびりびりして 高揚 また 波が来て 小石の集まった......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-11

九月の夕立ち

 九十九空間
 18   1928.2   1   5 

そうして、 窓に叩きつける夕立ちを眺めていると 心のいちばん深いところで 理解できる 君は何ひとつ 本当のことなど言わなかったと…… ベランダに迷い込んだ 茶色い蛙を 田んぼに逃がした そうして、傘から伸ばした右腕を 激しい雨に打た......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-04

七夕を過ぎて秋

 湖湖
 5   588.1   0   1 

笹竹揺れる七夕も過ぎ秋風よ 手慰みの詩片よ 夜風に流した恋文が闇の底のハデスの庭に咲く 失意が唇の花びらを毟ったから 女は紙のピアノを弾くのだ 貧しさが浚うドブにボウフラが赤く祭りを踊り ありふれた静かな愛憐よ 歳月に風抜ける土偶の心よ、......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-05

寒暖差

 yuugure
 6   573.5   1   2 

半袖の季節も通り過ぎて、風を遮る方法を探す。 傷跡も自然に隠しながら、当たり前の顔をして歩いていく。 君に会う理由も分からないし、何だか許されてない気すらしてる。 同じ台詞しか吐けないままで、君の時間を薄めたくないな。 どうしたの、って傾げる顔を見......


現代詩 歌誌帆掲載応募 縦書き
作成日時 2024-10-09

ぼくは詩集

 たわし
 13   1146.4   2   4 

バーコードがピッと鳴りました 書店員 600円になります こうしてぼくの人生が決まりました たどり着いたのは埃まみれの本棚 両隣の水着の写真集が恥ずかしいです ご主人様は深夜2時を過ぎると 眠たいぼくを本棚から起こして 大声で詩の朗読を始......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-07

 stereotype2085
 2   716.9   0   0 

空が雪を見下ろす一本道を、 ずっと一人、歩いていたね、遼。 樹々は枯れて、枝は灰色に変わり、 前を見据えても、地平線が臨めるだけ。 誰もが嫌がる道を、その一本道を、 口をつぐんで歩いていたね、遼。 母親は黙って止めたし、 父親はどこかにいなく......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-23

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 楽子
 4   874.2   0   3 

 朝日はアタシたちの泡立ちで   ここは炭酸の抜けた瓶底で  ぼうふらが、あつまって、ようやく、かたちを、たもっている。  クレジットカードで一括払いできない欲望は持たないでね。    アタシたちはまだ泡立っていく、どん詰まりまで抜け落ちてい......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-10-10
投稿作品数: 3355