雲、にぎってみた - B-REVIEW
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雲、にぎってみた    

信じてくれるかな さっき、そこに落ちてたの たぶん向こうの大きい入道雲がちぎれて 風に飛ばされてきたんだと思う 小さいわたあめみたいで丸くて かわいい形をしてたから 手にとって、にぎってみた グミよりもっとふわふわしてて でも石鹸の泡よりぐにっとしてて スポンジみたいに少ししっとりしてて 雲、ふにゅふにゅしてた でもしばらく夢中でふにゅふにゅしてたら 手の中でどんどん小さくなって 水たまりになってなくなった 右手、濡れてるでしょ さっきまで雲、にぎってたから 信じてくれるかな 信じてくれなきゃ、ぼくはひとりだ



雲、にぎってみた ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 632.2
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-10-27
コメント日時 2024-11-01
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:632.2
2025/04/10 10時45分43秒現在
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    作品に書かれた推薦文

雲、にぎってみた コメントセクション

コメント数(7)
ほば
作品へ
(2024-10-28)

正直に書くと信じてくれるかな、という最初と最後のはない方がいいと感じました。書かなくても自ずとあらわれると思う。良い詩と思うが、そこがもったいない。

1
富井嫉妬
ほばさんへ
(2024-10-28)

ほばさんコメントありがとうございます。 「書かずとも自ずとあらわれる」ってありがたい言葉だと思いました。いつも伝わることを重視していますが、読み手を信用した吟味も必要かもしれません。参考にします

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-10-28)

手のひらにのせてみたふにゅふにゅ雲。雲にノンちゃん。知らないよね。笑。発見をしたときのような小さな子供たちの大きな驚き。触感的な言葉の響きを対象にして書かれたものとは思うのですが、こういう詩こそ、相手(きみ)の手のひら感覚を対象的に言葉に添えることができたなら触感のイメージはもっと膨らむと思う。

0
富井嫉妬
メルモsアラガイsさんへ
(2024-10-29)

メルモsアラガイsさんコメントありがとうございます。 この詩は、子どもの荒唐無稽さというか掴みどころのない話が入り口ではありますが、例えば噂話や妄想チックな話を聞くときに疑ってかかることがあると思います。でも本人にとっての本当の世界を疑ってしまえば、その世界から私たちは弾き出されてその人は一人になってしまうかもしれない。そんな寂しさを表現したかったです。 それでいうと、触感のイメージの物足りなさはこの詩に合っているのでしょうか。リアルさは追い求めたほうがよさそうですか。

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-10-30)

ああ、難しいことをおっしゃる。そういうおつもりでお書きになられたのならば、読み手には客体的な目線も必要になりますよね。語り手という存在感を引き出し、彼(僕)の逸話として入れ子構造的な作りにする。という手もあります。

1
富井嫉妬
メルモsアラガイsさんへ
(2024-11-01)

ご返信ありがとうございます! 「僕」のエピソードを話す語り手として、という発想はなかったですし、今までそういう詩の書き方はしたことなかったので、非常に参考になります!

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2024-11-01)

信じます。詩的事実ですね。

0

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投稿作品数: 2