作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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黒い(14歳)

 羽田恭
 10   1212.0   0   1 

黒い 目の前の世界は 僕の劣等を証明する 輝く光は だからお前はダメだと 問い詰めてくる 出そうとした声は 誰にも通じない雑音となり 自らの物であるはずのこの手は 気が付けば自分の顔と頭を 酷い音を立てて殴りつける 持っている......


現代詩
作成日時 2021-06-29

悪道をいく

 mokuren
 6   1593.4   0   2 

 流れいく遺体をみている内、死に慣れて仕舞ました。  土塊のごとくズンと重く、丈夫なゴムと似た柔軟な遺体らは、体内ガスのお陰か水底へ沈ま無い。  嘗て、我が家の黄ばんだ浴室で子供用玩具の肌色をした空洞のお人形がぷかぷかしていたのと同じ様で、間抜けに性器を晒......


現代詩
作成日時 2021-06-01

一言

 音澤煙管
 5   1463.0   0   0 

ぼくから一言…… 「そんなに、     生き延びたいのか?          人類たちよ。」 流行りの疫病 より ぼくらからも一言…… 「ほくたちは負けないよ!   君たち、    人間がやってきたことに        気......


現代詩
作成日時 2021-06-29

もけ

 蛭子子
 12   1499.1   1   1 

夕空に、日照雨 晩鐘は、湿気っている 泥濘んで、花腐し 草履の裏の、蜘蛛の足 川面を梟が、じっ、と見つめている ぬるく錆臭い、風が吹くと 赤蛙が、鳴く 赤蛙が、群れる、群れる、溢れる、溢れる あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、 どこから......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-06-22

ネットカフェ

 森石 州未州
 9   1346.7   0   1 

すっぱくてホコリ臭いペアシート 空調が寒いから寝転んで寄り添う 誰かの大きなイビキが可笑しくて、ふと笑い合った 親が年金を出し入れするポーチから金をむしり取り、 電車を乗り継いでここへきた 同じ様に家出した目の前の少女のために 頭上......


現代詩
作成日時 2021-06-30

分離

 あきら@ちゃーこ
 3   1423.0   1   1 

水が沸いている 熱い水がちいさくはねている ふらふらとおぼつかない足元から ざぼん、と落ちる 輪郭が剥がれてゆく 離れてゆく ほどけてゆく ぱつん、と切られた爪は もう私ではない あかくうごめく蛋白質を ひとつずつ すこしずつ 削ぎ落と......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-06-20

由縁の夏

 三浦果実
 2   1176.7   0   0 

なかみのない晴れの顔だけでいつになくまだくるからと川端に飛ぶ夏の騒ぎ果てそうな蝶たちと泣いていればいいのかとそうもしれない なだらかな先に咲いている記憶の半かな肌をした彼女のゆう幻は最中に涙が落ち消え痕にもならず下着に蛾が墜ち性愛は千切れるままに ......


現代詩
作成日時 2021-06-02

ユートピア考

 mmm
 6   1485.2   1   1 

バスを降りて野原に一人きり 右手は既に真っ暗な雨の中に溶けていた かつて宇宙が狭かったのは 君の世界が狭かったからじゃない 君の悩みはいつか神話のように 実体のないものになる それを忘れてはいけないよ 水面を見上げて 魚を数える日々に ......


現代詩
作成日時 2021-06-26
投稿作品数: 214