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ユートピア考
バスを降りて野原に一人きり 右手は既に真っ暗な雨の中に溶けていた かつて宇宙が狭かったのは 君の世界が狭かったからじゃない 君の悩みはいつか神話のように 実体のないものになる それを忘れてはいけないよ 水面を見上げて 魚を数える日々に 時間というものの大きさを知った 全てはいつかなくなるということ その心地よさを感じた 空を持ち上げたことがないという人には あの昼の月に 人差し指をかけてみればよいと 教えてあげたい ねえ、たったそれだけのことなんだよ 真っ暗な雨 音が聞こえないことに微笑む 体は既に溶けてしまった 無にはなれないものの 俺は満足だった
ユートピア考 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1427.4
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-06-26
コメント日時 2021-06-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
んん..... いい作品なんだけども mmmという世界観は詩を書いちゃいけない.書いたら詩になっちゃったでなければいけない.
0コメントありがとうございます。仰りたいことはなんとなく分かります。笑 なんか、びーれびの誰だったかの作品見て、優しい作品を書いてみたいな、と思ったんですよね。 でもそれってなかなか普段の書き方だと書けなくて、なんか、無理した感はでたかなぁとちょっと思ってます。
0優しく語りかけるような調子で、無常でマクロなことを綴る感じが好きです。 世界と自分の関係性ついて考えさせられました。 悟り?のようなものを感じました。
0その昔、初めて尾瀬に行った時のことを思い出した作品でした。 自然は雄大で酷い、また一つの現実だと若い頃に思いました。 ありがとうございました。
0コメントありがとうございます。そうですね、悩んでるだれかに語りかけるようなイメージで作りました。
0こちらこそコメントありがとうございます。そう聞くと、尾瀬に行ってみたくなりました。笑
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