作品投稿掲示板 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


30日以内
24時間以内1週間以内30日以内90日以内1年以内すべて
最新コメント順
最新投稿順最新コメント順ポイント数順閲覧数順コメント多い順コメント少ない順
サムネイル形式
サムネイル形式ざっと読み形式

詳細設定を開く

リベンカ

 杜 琴乃
 4   2309.6   2   0 

散り散りの花弁は案外、節操がなく 風に誘われるまま指を離れた 基地の電車たちは 今日の仕事をすっかり終えて はしゃぎまわる子供たちを咎めない ながい春休みのあと シを鳴らさないB♭クラリネット あなたが頬を膨らませ 下唇を噛み 懸命に 息......


現代詩
作成日時 2020-09-21

鈍色の空

 懌愫繞梁
 3   1342.9   1   0 

私は私を知らない 私は私を探す 赤と黒のコントラスト 心臓と心臓の重なる音 母親の体の中で 鈍色の空を見る 私は私を知らない 私は私を探す 行き先もなく歩いて 道端の花を想う 雨の音に誘われ 鈍色の空を見る 私は私を知らない ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-19

彼岸花

 うるりひと
 0   1070.5   0   0 

赤い指をいじらしく曲げ 川辺にひとつ 一枚の葉衣も纏わぬ 少女の手 校庭で遊ぶ子供らの声 畦道の恋人の談笑 夕暮れの老人の独り言 音もなく通り過ぎていった 愛か悲劇か染まった指の 隙間から差す陽が眩しい 願いか未練か宙を掻く手が ......


現代詩
作成日時 2020-09-24

緑の人

 茶絹 木蔓
 0   1216.1   1   0 

いわばしる 垂水しみゆく 岩に苔 人知れずとも ひょろり咲く花......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-23

いつものこと

 ほば
 19   2644.4   2   0 

わたしは悲しみを拾います だれの悲しみだろう なぜ悲しいのだろう 取り留めなくおもいます 掌で包んでみたり 耳をあててみたり 抱いて寝てみたり 机の上に置いてみたり 床に転がしてみたり 水の中や空に浮かべてみたり 地中に埋めてみたり 時には舐めてみます ひ......


現代詩
作成日時 2020-09-07

下されるもの

 shoe
 0   1020.2   0   0 

お気に入りの傘を広げて、なかから見上げていれば幸せだったのに、これからも、そうしておけばよかったのに、見せようとした罰だろう。認めて欲しがった罰だろう。 重い扉の外の世界は、色とりどりの雨が降っている。行き交う人々はしゃんと歩いていて、立派な傘を差してい......


現代詩
作成日時 2020-09-23

受験生の詩

 ほのみ
 1   1145.8   0   0 

目の前に並ぶ紙切れ もはや文字の羅列でしかないそれらを手に取ることはしない いっそのこと全部びりびりにしてしまおうか そんなことしなくても、もうすっかりみんな傷だらけ 私がみんなを傷つけた みんなの中からあらゆるものを奪ってやった それでも私の......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-22

沃野

 九条風露
 0   1187.9   0   0 

春も終わり、雨の匂いが近づいてくると、琵琶湖の水が、疎水の流れに帰ってくる。五月雨は、葉っぱの先っぽに集まり、辺りの緑はあらわに透ける。回りながら溢れてしまった僕たちも、雨がやってくる前に、慌てて永興寺の参道を駆け下りた。西の空から東の空へ渡る、雲の塊に追われ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-22
投稿作品数: 8189