作品投稿掲示板 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


30日以内
24時間以内1週間以内30日以内90日以内1年以内すべて
最新コメント順
最新投稿順最新コメント順ポイント数順閲覧数順コメント多い順コメント少ない順
サムネイル形式
サムネイル形式ざっと読み形式

詳細設定を開く

幻影

 羽田恭
 0   1046.0   0   0 

黒板を遮るように 机にライフル銃が置かれた 銃の脚を立てた状態で そいつは構え 銃に頬を付け 引き金を引いた 授業中の声をかき消す 銃声 存在しないはずのE的が窓の向こうにあり 膨大な数の銃弾が 標的へと流れ込んでいく そして打ち......


現代詩
作成日時 2020-09-26

ようすい

 なかたつ
 0   1074.5   0   0 

手持ち花火の枝を 手折る少女 の腕には道管と師管が流れており 怒りを宿す 像 の横でウイルスを転がす少年ら に踏まれた砂は もとの砂にあらず 次から次へと少年を探して 泉を湧かす 打算的に ローマの地図を置いて 風薫る季節を忘れる 手......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-26

針の鳴き声

 n
 2   1551.2   1   5 

薄い帆布を濡らしてすぐ森になる 道路に塗り直された白線の裏からページを繰る手によって 涙はまとまらず 足もたわんで やすやすと明後日まで追い越した 走っている間だけ読むことができる文字と 既に伴走した光とを纏って 初めて街に立っている......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-16

ANOTHER MORNING

 蛭夏
 3   1749.6   1   0 

明日が来るのはとても悲しいことなのに 知らない声でどうかまたお願いしますと言われてもそんなことは何も知らない。 ぼんやりうとうと遠く遠く電話の音が何度も声をかけてくるのを覚えてる。 布団の中は有限の宇宙が広がっているみたいだ。 机に放り......


現代詩
作成日時 2020-09-21

描いた森から聞こえる鳴き声とは

 杜 琴乃
 0   1458.9   1   0 
<批評対象作品>
針の鳴き声

場面が一枚の布からはじまり、森から街へと移動していくというストーリー性がありながら、一枚の絵画のようにビシッと纏まっています。まるで、最終行の「初めて街に立っている」姿を描いた絵の前に立ち、そこから見える風景やそこに至るまでの過程を体験させるような作品だと感じ......


現代詩 批評 選評文
作成日時 2020-09-25

偽悪

 ららら
 0   1015.5   0   0 

つまんねえ住宅街の 電柱に貼ってある紙 イヌを探していますだってよ 真っ白なマルチーズ 頭がちょっと禿げてるな これよく見たら 俺らが1年前捨てたペロじゃん ぎゃはは生きてたんだ 俺らを探して逃げてきたのかな あーつまんね つまんねえ そ......


現代詩
作成日時 2020-09-25

なあ、なあ。ほんでさ。

 田邊容
 5   1294.7   0   0 

舟も父親も残して行きたい 論理学は道端の草が微妙に揺れるのより 教えてくれない 結婚おめでとう、と 二週間遅れて告げた ちがう舟とちがう父親 が回転する暦のうちとそとで備え付けられていま す、 ずむしの鳴き声 なあ一緒に探してくれへん。お......


現代詩
作成日時 2020-09-24

リベンカ

 杜 琴乃
 4   2309.4   2   0 

散り散りの花弁は案外、節操がなく 風に誘われるまま指を離れた 基地の電車たちは 今日の仕事をすっかり終えて はしゃぎまわる子供たちを咎めない ながい春休みのあと シを鳴らさないB♭クラリネット あなたが頬を膨らませ 下唇を噛み 懸命に 息......


現代詩
作成日時 2020-09-21
投稿作品数: 8529