作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治


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 小夏 巣鳥
 6   1018.1   1   0 

贈れずにいた百本の花束のように絶えず手入れをした髪、無漂白の布地に転写される、アップルパイを食べる人の細密画、うつし世の意味が、限りなく砕かれ軽くなってゆくのすら、飲むまいとするように見た ──雨の日は、足ひれだけそっと優しげに海を掻く なにも言わずに......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-08-03

理想の私

 福まる
 3   999.8   0   0 

理想の私本来なりたい私どうしてもなれない なぜだろう努力も結構しているはずなのに それとも努力していると思うことがいけないのだろうか? もしかしたら本当に素晴らしい人は 努力を努力と思わず日々積み重ねているのかもしれない 私は無論そんな特別な力は持っ......


現代詩
作成日時 2022-07-28

イキチガイの空

 楽子
 7   1105.1   0   2 

7月の青空は狂っている。それは屍の色だった。曇ることのない悪意だった。安定した職業と収入、死ぬことはない程度の幸福感を得てなお7月というのは未だに狂いの側面を隠そうとせず、研がれた刃のように鋭く薄くなってゆく。いずれ腐る生き物たちの正常な呼吸すら煙って。『そん......


現代詩
作成日時 2022-07-27

ESP

 長谷川哲士
 4   844.7   0   1 

鴉が八 蝶は二 燕三 ヒトはヒトリ 古い食堂の厠へ お邪魔しますお借りします 群青のタイルに 埋め尽くされたその床面 それを 瞬きもせずじっと見つめ 瞼閉じる事忘れる程 見つめ続ける 何をか思い直す 時間 無限で......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-08-05

静かな夜

 ギンヤンマ
 1   769.3   0   0 

僕が君に最後に 手紙を書いたのはいつだろう もう僕を待つな そう書いた 砲弾の穴の中で 僕は眠る タバコにジッポーで火をつけた 昨日僕の隣で死んだ奴のだ 君が最後に 手紙をくれたのは いつだっけ 待ってるって 僕はもう君の知って......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-08-03

からたちの木

 もとざわ
 2   872.6   0   1 

泥を塗るように来る夜 暗闇は風に吹かれ爛れ 散りゆく墨は静かに沈み 星落ちる時は刹那 今際の際のまどろみは 幾重にもかさなり 崩れて消えるその日まで そこに在れ 朔日、微弱に振動し からたちの木は凍てつきながら 息も絶え絶えに枝葉を揺ら......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-08-02

ゼノファウナ

 シナスタジア
 1   772.3   1   1 

大きな鯨は私を赦してくれない 街はどんどん水で満ち、一番高い塔を飲み込んだ 底の方から52Hzが 頭の奥を揺らす 独り 部屋で踠く 脳を掻き毟る 痙攣のダンス 動かなくなった私を柔らかく抱......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-08-03

波間の終わり

 stereotype2085
 3   1117.0   0   0 

横顔にあてた右手の甲には、 花魁の睫毛がしっとりと濡れたまま、 火傷にも似た跡を残している。 男色家は彼女に目さえくれず、 雨の相貌を描いていた。 明日の午前六時頃には、僕らは地球の終わりを目にしつつ、 ボーイフレンドやガールフレンド、あるいは父や......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-08-04
投稿作品数: 8192