作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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子宮

 完備
 12   1274.8   1   2 

わたくしは不審者である 平日、昼間の公園でベンチに腰掛け 有線のイヤホンで音楽を聴きながら 小学生たちを舐めるように眺めている 足の速い子 足の遅い子 よく喋る子 叫ぶ子 花を摘む子 虫を殺す子 水を撒き散らす男の子 自転車が通った後 股ぐら......


現代詩
作成日時 2024-06-23

蟹と自己言及性

 橙色
 5   962.4   1   1 

蟹は自己言及しないから、蟹はメタ認知できない メタ認知できる人たちは、蟹を食べる人たちです 蟹は、死をイメージしない、 らしい それは、蟹は、 目の前のものしか、見ていないから、 らしくて 蟹は、自分が誰かを、知らない らしい 蟹は、目の前の......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-06-04

月の頃

 羊飼い
 9   1047.2   1   2 

海が 遠い (君はいつも僕より早くに寝て、僕より遅く起きた。それから何も言わずに出て行く。カーテンが揺れるたびに、光を床にばらまいている。僕はただ、君に、なぜ「愛してる」なんて嘘をつくのかの訳を聞かれたくなくて、いつも寝たふりをしている。気が付かない......


現代詩
作成日時 2024-06-13

そして金魚に食べられる

 いずみ
 7   1547.5   2   0 

あの夕焼けに輪郭が解ける 芝生を抉った浅い土の匂い 浅く 埋めました 風が香りを運びます 遠く遠くの末路まで 風が微粒子まで逸れたら 私の彼岸へ いつか忘れた逆さ鉢 閉じてしまいました 思い出せるように 浅く埋めました 風が......


現代詩 ビーレビ杯不参加
作成日時 2024-05-26

ライラックの咲く頃

 妻咲邦香
 13   916.8   0   1 

地平線の向こうから、黄色い電車はやって来た 楽しそうに左右に揺れながら 騒動なんて知らないとでも言いたげに やって来た、ライラックの花咲く町に 電車はホームに滑り込んだ 彼女はそれでも動かなかった 地平線の彼方に消えた影を見つめ その先にはお......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-06-13

ディナー

 熊倉ミハイ
 19   1114.3   0   0 

過去と 未来で揺れる           振り子の君を止めて           ディナーに誘った    下水道に捨てられた        空き瓶の底のように   濁った   月が浮かぶ夜だった    星々が薄ら消え         ......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-06-20

「完全脚論」(又はクローン人間の悪夢から這い出す百足群)……

 熊倉ミハイ
 13   1368.8   1   3 

※六、十 ※六、十から成る ※六、十より他は、紛れ込んだ百足の悪夢の群れ 一 【創造】  自我を解放すれば、忽ち人々の輪から外れ孤独に回る衛星になると悟ってから、そう短くはない。閉じこもるそれは野生の本能か、はたまた腐りかけた純粋悪の果てか......


現代詩 縦書き
作成日時 2024-06-01

夜行

 さか たけお
 7   782.1   0   1 

夜。 きみはビールをつぎまくり、飲みまくった。 たんまり、満足すると、僕の手を取り 暑苦しい街の空気に 走り去った。 僕はきみの故郷を知らない。 きみの家族も、他の知り合いと話している姿さえ見たことない。 陽が暮れると、きみと出会い、陽が昇る......


現代詩
作成日時 2024-06-19
投稿作品数: 8528