作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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鳥は十字架に似ている

 星空そとば
 4   1541.7   1   0 

1 空の割れ目から鳥が落ちてきた 私はそれを手のひらで受け取った まだ生きていたけれど、虫の息だった このようにして私は粉々である 雷光が射し、鳥は絶命した 私は鳥の死骸と口づけを交わした 秘密を交わした 情緒を交わした 契約を交わした ......


現代詩
作成日時 2020-09-15

自由律俳句 202009-1

 うたたね 宥樹〔記〕
 1   1579.5   0   0 

なんて濃い 白亜を斬る陰の声を聴く......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-05

未開の故郷

 九条風露
 0   1022.4   0   0 

鼓動に命の寒暖が宿るとき、静脈に草木が生い茂る。 真昼の光は、深夜を根拠にして、果実の中に生まれる。 貴方と私が見つめている野に、 私達は見たことのない花の香りを観ている。 このページの文字も、言葉に連絡しない記号、 過ぎ去る前に、過ぎてゆく廃線の駅......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-26

薄ぼんやりとしたまま

 白萩アキラ
 0   1190.7   0   0 

墓石に佇んでいるトンボの色を じっと見つめていた子供が一人 彼らが知り得たその色を 憶えているものはいませんでした 立ち止まる必要もありはしない 刻まれた漢字に意味もない そいつは訳知り顔で拝むだけ 存在のない罪悪への手向けとして どう......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-25

金魚のくせに

 白萩アキラ
 10   1953.3   2   0 

あいつの目ん玉はよく憶えてる 「今朝起きたら死んでたのよ」 そういやいつだって濁ってたんだ 百円で買った命だし そりゃそうさ唐突なもんだ あいつの目ん玉はよく憶えてる 帰省するたびに名前を忘れていた 「浮かんだまま動かなくなってさ」 あれは......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-08

偽悪

 ららら
 0   1020.3   0   0 

つまんねえ住宅街の 電柱に貼ってある紙 イヌを探していますだってよ 真っ白なマルチーズ 頭がちょっと禿げてるな これよく見たら 俺らが1年前捨てたペロじゃん ぎゃはは生きてたんだ 俺らを探して逃げてきたのかな あーつまんね つまんねえ そ......


現代詩
作成日時 2020-09-25

なあ、なあ。ほんでさ。

 田邊容
 5   1300.4   0   0 

舟も父親も残して行きたい 論理学は道端の草が微妙に揺れるのより 教えてくれない 結婚おめでとう、と 二週間遅れて告げた ちがう舟とちがう父親 が回転する暦のうちとそとで備え付けられていま す、 ずむしの鳴き声 なあ一緒に探してくれへん。お......


現代詩
作成日時 2020-09-24

リベンカ

 杜 琴乃
 4   2312.2   2   0 

散り散りの花弁は案外、節操がなく 風に誘われるまま指を離れた 基地の電車たちは 今日の仕事をすっかり終えて はしゃぎまわる子供たちを咎めない ながい春休みのあと シを鳴らさないB♭クラリネット あなたが頬を膨らませ 下唇を噛み 懸命に 息......


現代詩
作成日時 2020-09-21
投稿作品数: 228