作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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約束

 四畳半学生
 5   1657.0   0   0 

あなたが健やかでいられる様に 私は種を蒔こう 既に反故になった約束だけれど それでも覚えている 七月の澄み切った晴れ間 ふと思い出す 今は遠い情景 あの日の海風を忘れない 強く私の体を吹き抜けていった 強く私の心を貫いていった あの海風......


現代詩 ビーレビ杯不参加
作成日時 2020-07-02

こんな僕と出会ってくれて

 月隠緯檻
 0   1196.8   1   0 

・・・雨が嘲笑っている。 まるで穴があいた僕の心を、見透かしたかのように。 どうしてこうなってしまったのかなんて、分かるわけがなかった。 君と過ごした遠い夏の思い出が、脳裏によみがえる。 ・・・本当に幸せな日々だった。 毎日がにじいろに輝いて見えたほ......


現代詩 ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2020-08-01

群青の残像

 野良 ○弧
 10   2140.3   1   0 

野イチゴを食べるのに夢中で、 荊棘の蔦には気が着かない様な、 無邪気な幼子の頃を思い出し、 微かな痛みしかないから、 如何程かの摘み取られるか弱さを哀れみ、 繊細な食事が思えば今日、 心苦しさで満ちて折り、 其処に......


ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2020-07-01

はるのこと

 めい
 2   1143.7   2   0 

その海は、悲しみから生まれる。 かつてはむせるほどに豊かな緑の香り漂う草原だった。 眩しいばかりの陽光が降り注ぐそこを、 縦横無尽に精悍な駿馬が草を蹴る。 蹄の跡から黄色の無邪気な花が咲く。 一重のその花は、やがて緑のほとんどを黄色に塗り替えてし......


現代詩 ビーレビ杯不参加
作成日時 2020-07-21

淘汰

 鷹枕可
 0   1052.2   0   0 

洞窟時代 狩猟絵画 人間 蜂窩の翼は呻り 蜜滴らす 砒素 その 穏かな暗殺、 人体阿片の厨辺に 啜り噛み 飲み降す わたしならざるものの運指と尊厳を 早発性痴呆、 人間以前たるわたくしの処理処分場、 矯正教育‐つまり酷虐 ......


ビーレビ杯不参加
作成日時 2020-07-13

glass

 ryinx
 6   1695.4   0   0 

八角形のグラスが卓上にある。 液体が零れ落ちるその手前で 形状を保っている。 あふれそうになって 表面張力で保つ その膜が揺れる 六月に 数年まえの。多分 注がれたそのみず? は その形状を保ちつつ そこに置かれたままでいる 小さ......


ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2020-07-09

きこり

 トビラ
 7   1600.4   1   0 

ふるえる手に 持たされた斧は黒く やめられない癖みたいに 手になじむ 目に触れるもの なぎ倒せば 日の昇るところに たどりつける気がして 斧をふるう 目頭が熱くなっていく 朝 まだ見えない 花の原 切りだす音は無常 やり......


ビーレビ杯不参加
作成日時 2020-07-02

机上晩餐

 鷹枕可
 2   1172.3   0   0 

草原をわたってゆくのは風にも隧道があるからでしょうか 老いた乾し花がなみだを落とします 皺々の少女の指を取って踊りますものは 必ずしも死という時間の帰結、 不思議を謎掛ける 珪石の永続に込められた苦しみの容を真似る姉妹都市群とは限らず まるで偶然の......


ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2020-07-04
投稿作品数: 691