頭上に潜む革命の手 - B-REVIEW
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大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

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千治



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頭上に潜む革命の手    

液状の翼を以て 空を割る雷鳴の刻だ 光と歓喜は真実に相違ない がくりと落ちたのは昨日の夢で その瞳が砕いたのは夜の灯りだ 覚醒の決起 声がする 何処に行くのかと 溌剌とした風が魂を舐める 夏の伏せられた赤銅の風が 紺碧の樹海で爆ぜる この大地が含むほんの少しの色合いに 夕暮れに 文化に 羨望に 残花に そしてその釈明に 目が離せないのは 切実な賭けだからだ そこにいたのは たった一度 いや二度 三度かもしれない まともな光はもう作用しないこの暴虐を 刺す 刺す光線を 今 今こそ 乱れ咲く蝉のような雷鳴の慟哭を こんなにも愛してやまない


頭上に潜む革命の手 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1199.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2020-07-05
コメント日時 2020-07-06
#現代詩 #ビーレビ杯不参加
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1199.0
2025/04/06 10時47分08秒現在
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    作品に書かれた推薦文

頭上に潜む革命の手 コメントセクション

コメント数(1)
かずや
かずや
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(2020-07-06)

こども向けに話すときは平仮名を多く使い、大人向けに話すときには漢字を多く使うといいと昔に習いました。漢字が多く使われているにも関わらず非常に読みやすく書かれているなあと感じました。これはおそらく書かれた方の身に付いた言葉で書かれているからだと感じます。7月という季節に激しい雨の中で鳴る雷が明確に想像できた気がいたします。

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投稿作品数: 2