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約束
あなたが健やかでいられる様に 私は種を蒔こう 既に反故になった約束だけれど それでも覚えている 七月の澄み切った晴れ間 ふと思い出す 今は遠い情景 あの日の海風を忘れない 強く私の体を吹き抜けていった 強く私の心を貫いていった あの海風を 気がつくと 波飛沫の音に混じって 遠雷 思い出す 唯真っ青な海 海に続く道を見失って もう誰もいない それでも どうか忘れないでいてほしい あなたも 庭に蒔いた種が何のものだったのか そんなことすら覚えていられない 何で蒔いたのか そんなことすら 簡単に忘れてしまった それでも何故か わたしの脳裏には海が広がっている わたしは海辺に立っている わたしはあなたを待っている
約束 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1575.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-07-02
コメント日時 2020-08-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
地元のうらびれた海水浴場を思い出しました。 岬のはずれで整備はされているのだけれどだれも訪れない雨の降る海水浴場です。 そしてそこで見られるだろう晴れ間を想いました。 難しい言葉を使わずに難しい感情を表現しようとすることが私は好きです。 その方が多くの人に、そして詩の中で書かれている「あなた」に伝わるような気がいたします。 まとまらない記述で申し訳ありません。 お読みいただきありがとうございました。
0うーん。いまいち、響いてこないですね。なんとなく映像が浮かぶことは浮かぶのだけど明らかになる手前で止まってる。なんでだろうなあ。種を蒔くというところから始まって中心的モチーフかと思っていたら海に重点が置かれているように読めるからかしら。
0作者のにとっての「あなた」はきっと海と同じくらいの存在なのでしょうね。分かりやすい表現で最後の一言がとても生きていますね。
0言葉選びのセンスが心に刺さります。忘れられない海はきっととても美しかったのではないのでしょうか。
0今日は。四畳半学生さん。パソコンが苦手でやっとコメントの読み方がわかるようになりました。「気分の風通し」にコメント有り難うございました。「約束」、詩情溢れた素敵な作品ですね。情景が目に浮かぶようです。御挨拶が遅れて申し訳ありません。これからもよろしくお願いいたします。
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