作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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Glass onion

 akito
 0   1058.6   1   0 

凍てついた空から白い雪が 大地を傷つけないように 時間をかけて少しずつ降り積もった 昼間のうちに温もりを蓄えていた摩天楼が 病んだ空の痛みに小さく震えた 賑やかさに飢えたストリート 孤独に踊る少女のステップが響き渡る 歪んだ街を落書きに飽きた......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-10-11

雑音

 奥村うみ
 5   1530.4   1   1 

微かなる広大な微睡 内の心音はいつしか遠く 乳白色が溢れて香り 極彩色にかすれた睡蓮 緩やかに糸となりて やがて 悠久なる黄昏の淵に 落ちゆく掌が 宙の内へと昇りつつ 頭の中の外の近く たゆたう平面の奥々に 脈打つ白い......


縦書き
作成日時 2020-10-05

西日の部屋で想うこと

 暁美玲
 4   1698.5   1   0 

たつまきの風が  もみの木を揺らし 青芝を  光りと影が区別する 秋の空は  濁った水色で灰色に近い 枯れてしまったコスモスは  そのまま 朝  後ろからくる太陽は 西の窓辺には届かないけれど  目の前の湖の上を歩いてくれるんだよ ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-01

剥奪

 あきら@ちゃーこ
 13   2167.1   1   0 

蕾が割れる かたかたと花弁は震え 雌しべはひそやかに眠る 緑を引き裂いて ゆっくりと白を纏う 鼓動は泥に張り巡る 水はころころと走り 渇望は辺りを 埋め尽くすように香る ただ繋がれるままに 求めることも無く 剥き出しの眼球......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-02

か行の女の子のために書かれた文字列

 百均
 4   1708.5   0   0 

●鎌子 じゃりじゃりとおとをたててひんまがる 路地裏の猫又 足裏からゆらりとたちのぼってくる ベロニカの色相 短い踵をたくし上げた ヒールの影は 瓶ビールに甘く歪んでる 指で挟んで溶かした ココアシガレット 踏みつけて壊......


現代詩 ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2020-09-30

soundaround

 湯煙
 1   1161.9   0   0 

息をする鼓動をつなぐ 交差点の喧騒にゆれている 紙の小箱にうずもれた 足元にちらばる夢の 金属をふれ呼応するはばたき 幼き日は鉄の塔へ 人類が通り過ぎていく 信号のかたわらにあやつり 待ち望んだんだ嗜むネイティブ 安月給叩きヤツに歯向かい......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-30

最大収容数

 五木 國重
 7   1816.9   0   0 

せいぜいシガリロを一本 たかだか自傷を一本 つまるところ嘔吐を一回 水に臥すことと大差なかった 残夏に問う ぬるったい晩夏は応う あの自白は必要だったのだろう(か) 最早死すら救いでなくなった 高層ビルがあるだろう? 踏切があるだろう......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-11

腰のある雨

 かずや
 5   1599.3   2   0 

雨がとってもひどいもので 枕元に並べた本が少し心配になる 昔ある物書きが書いていた 君たちいいかい 本は重たいのだよ 書き手と読み手の怨念に 湿気までが加わってはたまらないと 窓付けクーラー用に開いた窓を 閉めなくてはと思い出す あ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-07
投稿作品数: 3355