たつまきの風が
もみの木を揺らし
青芝を
光りと影が区別する
秋の空は
濁った水色で灰色に近い
枯れてしまったコスモスは
そのまま
朝
後ろからくる太陽は
西の窓辺には届かないけれど
目の前の湖の上を歩いてくれるんだよ
前からくる眩しい光りもいいけれど
後ろからそっと優しく抱きしめてくれる
さりげない光り も
僕は好きだな
小鳥のいない篭ひとつ 黄色の
──ああそれ?それは以前死にかかっていた雀を寝かせた場所なんだ。
たまに夕暮れの赤に向かって行かないでくれと
せがみたくなるときがあるよ
赤い羽根の天使に憂鬱な日は側にいてほしいんだ
ちがう
本当は
いつもこの手を握っていてほしい
温かな君の温もりで
──もうすぐクリスマスだね。一緒に林檎の蝋燭を作ろうよ。もみの木を飾ろう。
作品データ
コメント数 : 4
P V 数 : 1615.9
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2020-09-01
コメント日時 2020-10-07
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 6 | 6 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 7 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.5 | 3.5 |
閲覧指数:1615.9
2024/11/21 19時56分06秒現在
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文章の見た目からしたバランスの不均一さ、歯切れ悪そうに思えた独白から、頭の中で再生された語りは呂律が回っていないようでした。 自然とそんな想像が浮かんだ作品でした。
1鋭いご指摘ありがとうございます。精神状態の不健康な時の詩なんです。 コメントありがとうございます。
0最後の二行をどう受け止めるか。ぼくはない方がいいようにかんじました。それでも十分成立しているのではないでしょうか。
0コメントありがとうございました。 この部分は、すごく悩みました。 いまいち強さがないなと思いまして。
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