作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治


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呼吸

 中沢
 0   1263.5   1   0 

たおやかに揺蕩う時間の中 倦怠感は次第に明晰に あらゆるものの輪郭を ぼやかしてゆく 落魄する形ども 捨象された概念 取り急ぎ手段ばかりに目移し 衒学屋は昨今その虚しさを謳う 一人眼をぐるりと廻せば唯一無二 懐疑の行先は必ずしも己でないものか......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-08-23

フィラデルフィアの夜に XⅥ

 羽田恭
 0   1062.2   1   0 

 フィラデルフィアの夜に手が、光に照らされました。 その手には布が執拗な程巻かれており、それを解き現れた手を見て。 「あなただったの」 そう、つぶやきがひとつ、口からこぼれました。  それは暗い森。 夜の廃屋。朽ちた館。 少女が湿った空......


現代詩
作成日時 2020-08-22

わたしにうそ

 梃子
 3   1399.1   1   0 

じぶんにうそはつけないと むかしだれかがいいました いつだれだかはわすれたが あまりしんじていなかった じぶんにうそはつけますと わたしはこえをあらげたい じぶんのことがわかるとは なんとりっぱなごうまんだ わたしにうといわたしだけ しんにわ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-08-11

エラの詩

 軒路
 2   1132.1   2   0 

 星の残骸が煮えたぎっていた日  エラは幼児のように泣いていた  そこには今まで夜しかなかったので  その熱と閃光を朝と名付けるには あまりに早熟だった  紫の光が眩しい夜へたどり着いて  エラはひとり呆然とせぐりあげる  五億年の叫びで喉が焼......


現代詩
作成日時 2020-08-17

永遠のダンス

 白目巳之三郎
 0   924.6   1   0 

   一枚のレコードが奏でる  オケアノスの花が  subtle body——とらえ難い肉体を散乱させる まき散らされた花吹雪のように 桜は部屋に迷い込み 〈彷徨う〉—— 黄昏を求めて 均衡を求めて ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-08-21

気のせい

 暗谷時宗
 2   1052.8   0   0 

目の端に飛行機 肩に蜘蛛三匹 気のせい気のせいさ 手首に細筋の傷 弁当に小さな縮れ毛 気のせい気のせいさ 空になった部屋の中に サイコロの目が六 3つ 気のせいか気の性さ テレパシー坊やが駄々こねる ......


現代詩
作成日時 2020-08-18

志願理由書-Y.S.君の詩(その1)

 鳴海幸子
 1   1052.8   2   0 

ごめんなさい、自分をみつけられなくて。 誰もいなくなったら、おなか見せてあげる。 恥ずかしくないよね、共感性羞恥。 君は僕の恥の何を知ってる? ごめんなさい、自分をみつけられなくて。 毎日四時間、人工透析みたいな。 天使のラッパが、聞こえてきた......


現代詩
作成日時 2020-08-20

昏々

 舟虫/GAMAKATSU
 6   1248.5   1   0 

昏々と眠っているようだ 生きることすら謳えない 全て投げ出したくなる 懇々と打ち込んできたことが全てくずれさってしまった 風邪を長いことひいてしまっているようだ 日常生活ではこんこんと咳はでない こんこんと雪が降り続けいているようだな 体感してい......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-08-19
投稿作品数: 8192