作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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藁の家

 どしゃぶり
 17   1079.1   0   0 

墓参は真冬 風は 石の十字架を鉄に変える その手触りは 記憶の父にそっくりで 「死んだらどうなるの」と問えば 「記憶も意識もない闇だよ」と 夜の岸辺を指さして父は言う ああ 瞬きで夕食の味が消えていく おとうさん あなた こわくない......


作成日時 2017-02-13

sense。

 グエン・グエン
 8   1005.1   0   0 

多分なにも考えていない手が文字を書き出した 多分ないも考えていない手の文字は なにも考えていないままの意味を むすんで ひらいて 蝶という長音の 結びに 朝露をこぼす ドリップされた コーヒーにかけられた魔法を解くために 難しい参考書から......


作成日時 2017-02-22

がらんどうどうめぐり

 田中ジョヴァンニ
 3   991.9   0   0 

1990年8月1日 私はNICUに生まれた 心に穴が開いていて ヘモグロビンが新しい酸素を持って来られなかった でもそれはあまり関係ない 体育の時間は一人きり 木陰で休んでいたけれど 美術好きのきっかけになったぐらい そもそも何も覚えていないし ひけら......


作成日時 2017-02-24

すみれ

 泥棒
 5   1153.7   1   0 

あ、 今日は風が強いな もう一枚 なにか着てくればよかったな うんっ 残念なことに 僕が知っている眺めは その辺りまでだよ 向こうまでは とてもわ......


作成日時 2017-02-25

ひさしぶりに詩と呼ばれるらしいものを書いてみたんだ、アリ……

 中田満帆
 11   1232.8   1   0 

ブロスの下着  だれかおれを連れ去って欲しい  たとえそのだれかが  きみであっても  それはとても素敵なことで  長い孤立からきっと  救ってくれる   おれの人生に勝ちめなんかないのは知ってるとも  まちがってることが多く  ただ......


作成日時 2017-02-21

prayer

 双葉月ありあ
 11   1136.8   0   0 

一杯の白湯がかたむすびをほころばせてしまったので、今日という日のぼくも無事に誕生いたしました。 窓に張り付いた霜を指の腹でくずしながら無為な時間を過ごすだけの生き物は、最近祈るという行為について知りました。 それは自分とはかけ離れた存在に働きかけるために莫......


作成日時 2017-02-10

この世は終らないそうだ

 右肩ヒサシ
 23   1185.1   0   0 

 足首まで死の水に浸かり歩く。死の水は大変冷たい。僕は冷たく興奮している、まばたきを忘れるくらいに。  一つ眼の巨人が数人、雨合羽を着た七人の自警団と一緒に堤防へ向かって行く。「メギド・クリニック」の看板が落ちかかり、揺れる電柱。ちぎれた電線が風に吹かれて落......


作成日時 2017-02-10

何もない場所#1 

 百均
 3   1079.5   0   0 

 *  ガソリンを入れる度に、鼻くそを食った時の事を思い出す。うんこを自分のケツから捻り出す遊びにハマった時の事も。タバコは一度も吸わずに、これからも生きていける様だが、目脂と同様に耳糞はほじくり返してしまうかもしれない。耳の表皮は爪で削られ、常に血が垂......


作成日時 2017-02-28
投稿作品数: 37