作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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耳そうじ

 楓
 4   737.1   0   1 

耳そうじをしていると 少しづつ 少しづつ 耳の奥にこびりついた あなたの声のかたまりが取れていく そんな気がする いっぺんに取ろうと耳かきを あんまり奥に入れちゃいけない 優しくて、柔らくて、どこか幼い 十五のあなたのその声に 傷がつい......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-10-05

ある秋の思い出

 楓
 4   964.6   1   0 

城跡に建てられた市立図書館の学習室 窓際の席から 国道十八号を流れる車をみおろして 川を泳ぐ魚のうろこがきらきらと 十六時十二分 隣の君は参考書たちとにらめっこ 色素の少しぬけた茶色がかった髪に 幅の整った二重の目 左目の下にはホクロが浮か......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-11-06

もう遅い

 しゃけ
 2   919.9   3   0 

髪を切った。長い長い、ながい、髪だった。わたしの想いをいちばん傍で見守っていたそれは、ずいぶんあっさりとなくなってしまった。仄暗い朝焼けも深夜の雨音も、送れなかった言葉も。すべてを知っていた。鏡に映るのは、心の中とはまるでちぐはぐで、わたしはわたしじゃなくなっ......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-11-14

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 勉強します。ありがとうございました。……
 8   1929.7   4   1 

例えば、美しい翻訳においては 言葉と、言葉のズレが 想像力の広がりと奥深さになった いま、私たち二人は そのような愛を考えられるか 私たちは時に、再会を嫌うことがある 出会いと別れという単純な一本の線を 懐かしい人たちが曲げようとしている ......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-10-27

イタリア旅行よ観音様よ

 岡柴 牡丹波
 0   540.6   1   0 

いまさらながらの君たちは イッサイガッサイいきている 今宵のせかいはまだ見えず猫が鳴らすよ淫乱よ 人からひとにつながる宇宙と歯石 はたまたイタリア旅行よ観音様よちらかすあたま 湧く湧く観念 そろそろ目には声を見て 声には私がありま......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-11-18

君に届けば

 トビラ
 12   1194.2   1   0 

 見せたいものがある 赤く焼けていく雲を 手袋でつかむ団長は 恐竜の図鑑を開いて  一匹の恐竜を指さす  ここに赤く焼けた雲があるだろ  この恐竜はこの雲を食べて生きていた    朝と夕  東の空と西の空に現れる  この赤く焼けた......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-10-30

つき

 長谷川哲士
 2   654.4   1   0 

私の皮膚はひりひりと 夜風に触れただけなのに 月の満ち欠けにも 応えて仕舞う様になったのです 心は飛び出しもしないのに 身体は何時も先走る 石鏡に映り込む 宵の宴もうら淋しく かかる夜にかぐや姫は 月に還る決意を したのでし......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-11-10

ゆめゆめ死ねない!

 らりるれろ
 1   599.6   1   0 

夢の亡骸を埋めるのが仕事 金は入らないから実質ボランティア 同期の先輩は首吊って死んだ 香典払う金もないからバックれた あれ、今どんな顔してるっけ さやうなら 君はもう行くんだね ギターはもう弾いてないんだね 六文も無いからずっと......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-11-15
投稿作品数: 3355