作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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 r
 3   1641.6   1   1 

ふと庭を見るといつもの野良猫が 正面から近づくと逃げられてしまう 思い出した じゃあ回り込めば、との昨日の妻の助言を 玄関から出て庭にそろりと回り込む 猫は気づいていない 私の視界には猫の背 その先には私の家の中がはきだし窓越しに 居間には私が......


現代詩
作成日時 2020-10-25

猫のしっぽ

 湯煙
 2   1455.1   0   0 

猫の声 猫の顔 猫の爪 猫の眼 鼻から耳へ 舌から喉へ 次から次へ 流れてくる タイムライン ねこ ネコ 猫は 食べ散らし 舐め上げ どうにか はりついた 肉球を ぽちぽち 生きていく 明日もまた どうしたって ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-10-27

蒼い海

 ゆり
 0   1075.8   1   0 

蒼い海に佇む灯台に立って潮風を受ける 此処は静かな夜に包まれて  私の水色のワンピースが揺られている きらきらと光る海は私の傷ついた心を 少し解放させてくれるようだ 今はただ忘れさせてくれ 憶ひ出す時が来たとしても 回想すると其処にはあの日聴......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-10-29

きざし ver.2020

 水上 耀
 2   1579.3   0   1 

あのシャツは根雪になった。 この頃ずっと、空のからっとした嫌味。 それでも草原の上に積もったまま、 しんしんとみずから埋もれて。 感情を持て余すケトルの音。 気体になり損ねたいやにしたたかな結晶を、 ひとつ、またひとつ、つかんでは。 とげとげ......


現代詩
作成日時 2020-10-14

無声の痛み

 m.tasaki
 0   1099.5   1   0 

静かに伸ばした手の指先で 触れようとしながらも 空気の薄層に阻まれ 触れられぬ音の 角質化して硬くなった 指先のささくれを むしりとるような 頑迷に貼り付いた 絆創膏を 無理やり剥がすような 乾いた小石のほかは 何もない川......


現代詩
作成日時 2020-10-28

鈍い涙

 ガムテープでぐるぐる
 0   1095.1   0   0 

希望連ねて三千里 得たものこれ絶望 ひた隠す熱情は無情 露悪癖に走るは非道 懺悔の朝に君と出逢った 逢瀬重ねて血潮は唸った ぐわんぐわんに歪曲した 愛のヒズミに毒は育った 差し伸べてくれた言の葉を するどく言の刃で斬り刻む そんな非情を積み......


現代詩
作成日時 2020-10-28

フィラデルフィアの夜に XⅧ

 羽田恭
 4   1308.0   0   1 

 フィラデルフィアの夜に、呼びかける声がします。 街の雑踏に、紛れ込むようにそんな声がします。 「おおい、おおい」 そんな声でした。 行きかう大勢の人々の中、その声に反応したのはただ一人だけ。 気のせいかと思うも、その声はやはり耳に届く。 「お......


現代詩
作成日時 2020-10-25

未来の川岸

 せいろん
 10   1995.7   1   1 

川岸に座り 必死に泳ぐ子供を見る 今にも溺れそうだが その顔はまさしく 幼少の私だから 私は私を掴んで 岸へ持っていくんだ きっとこの子は いかにも幸せそうな私を はっきりと見つけたから 生き延びられたのだ......


現代詩
作成日時 2020-10-01
投稿作品数: 8529