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回り込む
ふと庭を見るといつもの野良猫が 正面から近づくと逃げられてしまう 思い出した じゃあ回り込めば、との昨日の妻の助言を 玄関から出て庭にそろりと回り込む 猫は気づいていない 私の視界には猫の背 その先には私の家の中がはきだし窓越しに 居間には私がいる 二階から階段で妻がおりてきて こちらと目が合う にやりと妻は笑った
回り込む ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1592.0
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2020-10-25
コメント日時 2020-10-29
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
先に書いた批評文、もっと言うとシュールレアリズムに感化されて書いたものです。
0最初、登場人物の位置関係を把握するのに苦労しました。 少し読みにくいです。 さて、日常のふとした情景ですが、私が庭に回り込むと、 居間にも私がいた。というゾッとする光景。 回り込む前の過去の私かもしれませんが、ちょっと違うような気がする。 分裂してしまった、という感覚の方が近いかな。 さらに、妻は、居間の私をおそらく視認しながら、回り込んだ私のほうを向いて笑った。何故でしょう?
0未さん コメントありがとうございます。 たしかにかなり描写不足だなと今更気づきました。 全体的に特に深い意味はなくて、「私」が二人存在しうること、そして視界に映るものの重層性のようなものを描きたかっただけですが、やはり描写不足が全てを台無しにしていますね。
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