作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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瓶詰め入りの夜が欲しいのだ

 石原誠
 8   1492.5   0   1 

あおい色が沈殿している 丸いビーカーの煮えたぎる音がするので 隣の部屋に住む 爪が赤い女に聞くと どうやら夜を閉じ込めて着色料を入れて 透明のアジサイに色をつけるらしい ガラスの中の赤が すうっと伸びて ちょうど30のところで止まる 可哀......


現代詩
作成日時 2021-03-02

原色

 トビラ
 2   1098.3   0   0 

「君の原色を見せてよ」 僕の指はまだ未分化で 手のひらは楕円のパステル調の可変性 きみの指はもう分かたれていて 親指はステンレスをあてがわれ 《ありがとう》が刻印されている 人さし指は木炭で形成され 《ごめんなさい》に分類される......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-03-22

大好きな君

 茶絹 木蔓
 2   1260.3   0   0 

あと少しで君が完成する! このキャンバスに一つの美が完成するんだ。 きっと君は誰より素敵な人になるんだ。 君に首から下はない。 でもきっと誰もが君を愛するんだ。 君の横顔から小さな宇宙だって生まれる。 君の鼻の稜線の湾曲具合は 誰もをうっ......


現代詩
作成日時 2021-03-17

渦巻くよ、矢嶋さん

 ほば
 5   1364.6   0   2 

アンモナイトが 回れ、右、UZUZ(うずうず) 夕暮れに豆腐屋のラッパが鳴り 首すじが薄ら寒くてケルプが香る あれは昆布か、と地蔵に尋ねる 忍び足のラッパーが韻を踏んで 慌てふためくころには豆腐屋は角を 曲がり、頭をぶつける機会を逸して 繰り返......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-03-20

寂びる

 ほば
 8   1493.5   0   1 

フレームだけを残してフロンティアが 朽ちている、錆びたフレームを隠すように 蔦が這い、忘れられた、いろかたち 老人が指差す、そこが境目だと フロンティアがあったと、かつての 開拓地を指したのか、そんな車が あったのだと言いたかったのか 誰......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-03-16

まずは拾え、時々刻々を

 白川ロイヨ
 2   1185.5   0   0 

貫く軸を隠匿した肉体の内外で 疾駆が乱雑に安定する リズムを投棄しアンバランスを肯定した 私の能動が一声一挙手一投足に意味を だからこそ拾え、君、時々刻々を 叫ぶ手のひらを精一杯に御する私こそ 自らの透けた抜け殻を置き去りに 依然として輝......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-03-20

touch me , if you can

 白犬
 1   1173.4   0   0 

血で血を洗い続ける、の 春風の傷みと狂い  優しい日常 に 貴方は存在出来ましたか、 コインを落として ガコン、と炭酸水 足首から這う蛇が  私 の中に侵入する 「良いよ 、 あげる よ」 脳髄さえ満たして 激しく発火するギターソロ フィ......


現代詩
作成日時 2021-03-19

エゴイズム

 c0zy4muzik
 3   1358.2   0   5 

ヒトの直情にすら訴えかけられることもできない芸術なんて ただのエゴイズムだと頭では理解できているんだ ただ、大衆さを求めることがそんなに正義なのかい? 何者にもなれない君へ 決して倣われない喜ばれない僕は 同情されるべき人間なのだろうか ......


現代詩 受賞作
作成日時 2021-03-18
投稿作品数: 8191