純白の母-Y.S.君の詩(その3) - B-REVIEW
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純白の母-Y.S.君の詩(その3)    

無くなるまで全部線香花火に火をつけてくみたいなインターネッツ 同上、紫式部 の人形射ぬく火矢 makes a 小火 おっと、無残にも人が死んでる からと言って 市民会館の前で泣いたって her 銅像の 男ちゃん 激怒したって 憤怒したって in vain、と言ったのに 雷が彼を射抜いて、彼は体ごとスペルマになったのだ 無くなるまで全部線香花火に火をつけてくみたいなインターネッツの神話では、 そのスペルマを飲んだ母から僕は生まれた。 生と死の商人がどちらも互いに負けようとしないのを傍から見ていた 僕がマクスウェルの悪魔になろうなんて、おこがましいしシンデレラのやることじゃない。 シンデレラがセンター試験倫理, 政治・経済を解いてないわけがない。 もしそうなら全然エロくないし、 もしそうならあの日王子さまはベットの上で射精して僕の顔に 「スペルマに過ぎないお前はスペルマに還れ」 なんて言ってくれなかったでしょうし。 無くなるまで全部線香花火に火をつけてくみたいなインターネッツの神話のことも忘れて、 ずっと夢を見てたみたいだね僕は。 これは内緒の話なんだけど、 まだ妹を守らなくちゃいけない時分の僕に きっとそんなわけだから、 戸口で幸せと不幸せの商人が負債返済を請求。 僕はアベベになって、妹を背に夜逃げしちゃうんだ。 町が全部スペルマになって僕たちを呑込もうとするけど、 逆に僕がスペルマを呑込んでやるのさ in vain ヒューマンが尊厳を失っていく at the night, which かぼちゃの馬車がママと同値になって僕たちを運んでくれる 無くなるまで全部線香花火に火をつけてくみたいなインターネッツの民 12時の鐘の音を聞きながら、 眠ってしまった妹の膣に僕は線香花火の種を落とす 妹には灰かむりになる以前に焼死してほしいから。 スペルマに過ぎない母はスペルマに還り スペルマに過ぎない月はスペルマに還り スペルマに過ぎない星はスペルマに還り スペルマに過ぎない僕もスペルマに還り 東京湾はスペルマで一杯だ 嬰児がひとり起き上がって、 「無くなるまで全部線香花火に火をつけてくみたいなインターネッツの神話では、 スペルマを飲んだ母から僕は生まれた。」


純白の母-Y.S.君の詩(その3) ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 1158.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 5

作成日時 2021-03-21
コメント日時 2021-03-21
#現代詩
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性11
可読性00
エンタメ11
技巧11
音韻11
構成00
総合ポイント55
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性11
可読性00
 エンタメ11
技巧11
音韻11
構成00
総合55
閲覧指数:1158.5
2025/04/09 19時05分22秒現在
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