作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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 survof
 3   1461.6   1   0 

鏡の蒼に映して咲いた掌を 柔らかく影に宿して音はしたへ 沈めば「すでに置き去りにして並べた(笑)」といい ひとつひとつへ温もりは慕って 吐息で灯した面影を、ひそかに孕み、意味をたがい 唇へむかって遠くへ透かしてみたような雫 筆先で線をひいた瞼の......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-06-27

さびしい

 ほかの なにか
 8   1716.4   1   1 

優れていると思われ ほめられ大事にされるのとは また違っている 崇拝されたいのではなかろうか 私は憧れのあの人を崇拝するかの如く 愛しているが 私は崇拝されたいのだ 私の一言により容易に動かされる人の様を見たいのだ 憧れのあの人......


現代詩
作成日時 2021-06-15

ことほぎとまじない

 ほば
 7   1383.1   1   0 

何処かで鐘が打ち鳴らされています ぶらりぶらり熟れすぎた果実みたいな 男が脇を抜けていきます、あれは昨日、 港に水揚げされていなかったろうか その後を爪の長い女が ぽたりとあるいていて 亀裂からはいつも水が したたり足元は湿って あれが......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-07-02

黒い(14歳)

 羽田恭
 10   1210.5   0   1 

黒い 目の前の世界は 僕の劣等を証明する 輝く光は だからお前はダメだと 問い詰めてくる 出そうとした声は 誰にも通じない雑音となり 自らの物であるはずのこの手は 気が付けば自分の顔と頭を 酷い音を立てて殴りつける 持っている......


現代詩
作成日時 2021-06-29

悪道をいく

 mokuren
 6   1589.9   0   2 

 流れいく遺体をみている内、死に慣れて仕舞ました。  土塊のごとくズンと重く、丈夫なゴムと似た柔軟な遺体らは、体内ガスのお陰か水底へ沈ま無い。  嘗て、我が家の黄ばんだ浴室で子供用玩具の肌色をした空洞のお人形がぷかぷかしていたのと同じ様で、間抜けに性器を晒......


現代詩
作成日時 2021-06-01

美しい海月

 花澤悠
 4   1380.4   0   1 

死が美しいだなんて 空をみあげると涙が止まるみたいな ゆめものがたりだ それは美しい死をみせられ 残されたものが語る ゆめものがたりでもある 息ぐるしい海の中を泳ぎ 塩の痛みに目を閉じてしまった それは星月夜 目を閉じずと......


現代詩
作成日時 2021-06-04

おおかむろ

 蛭子子
 2   1122.4   0   0 

髪をのばしたまへ少年 そう言って、陽に嬲られてばかばかしい その細らんだ指先も、キノコのように伸びきってしまうのなら 銀の露を呑み干して、チョコレートのリップを塗りなさい 歯を抜いて、油を溶いて、舌を入れて 金糸の菊と霞で粧い ずっと前髪を切らない......


現代詩
作成日時 2021-06-30

スローアマリリス

 紅茶猫
 5   1211.6   0   0 

海月干す影の動いて 電線にトラム 捲れないページの先に しまわれていく指 水滴に 正確無比の判子押す 綴りひもは 蜘蛛の脚よりか細くて 良夜から 得たいの知れない顔を見る スローアマリリスの逃げ出して スキャニングは終らな......


現代詩
作成日時 2021-06-28
投稿作品数: 8191