別枠表示
『主人公』を求めて
私は自分の物語の主人公にすらなれなかった。だからキャストを交代したい。 『君こそが主人公に相応しい』 そう言ってソイツを身代わりにして、全て押し付けてしまいたい。 私は全てから背を向けてソイツに笑顔で手を振りながら 『君ならきっと出来るよ』なんて無責任な言葉を吐き散らかしながらゆっくりと消えてしまいたい。 インクが水に溶け出してしまうように、全てから忘れられたい。だって私はキャストが一人しかいない舞台で、主人公じゃないのだから。
『主人公』を求めて ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1138.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-06-11
コメント日時 2021-07-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
中心は単数か複数系か。あるいは中心は無なのかなど。人のこころ、観念の様相が思われました。自分でありながら自分自身から弾かれてしまう、弾いていくニ律背半な主の台詞を聞くようでした。
1<私は自分の物語の主人公にすらなれなかった。> この後に、たぶん 膨大な空白 があって、 <だからキャストを交代したい。>という言葉が続いているように受け取りました。<主人公じゃない> 私は砂時計のように逆転して、舞台のすべてを見ている眼として存在しているのでしょうね。
1