作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば


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 雪
 1   894.6   0   0 

充血した目でわたしを見つめて 遠慮がちに触るならやめてよ あなたの光る眼に、ああ…… 困ったようなキスならやめてよ ねえ わたしほんとはあなたのことが ううん なんでもないの ええ 眠いの? じゃあ少し休みなよ きっと起こすわ じゃあね......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-02-13

Vampire

 shinome
 4   1191.8   0   0 

ともしび全部吹き消してやる 消えてなくなれ歪んだ本体ごと ひと通りの黒い野望を すべて並べたところで さぁどうしてやろうか 邪悪な細胞 ひとしずくの狂気 誰だって持っているでしょ 奥の方に 瞑想したって無駄さ いるよ 深層心理のもっ......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-02-10

塩の道

 妻咲邦香
 6   1320.6   1   1 

どうしたら心の波は収まるのだろう? どうしたら上手に乗って行けるのだろう? 誰かと同じやり方それでもいいけど 最後は幸せでなきゃ意味ないよねと笑う 好きな人と一緒にいても心の隙間を埋められない それが正常なんだとわかってても わかっているから旅を続......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-02-05

ふらない日にも

 弓巠
 7   1792.8   0   0 

あめが降らない冬の日には いつでもかわりに 見えない 名前がふりそそぐ ちち、ははの名前、もうあわないすべての名前、 ぼくの、あの人の、うまれなかった子どもの、名前、 光せんをすべりおちて くうきをそらにかえていく かじかんだ手を、ひとつ......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-01-28

城崎嫌い

 五木 國重
 0   1050.6   0   1 

太宰を愛しているから城崎が嫌いだ たとえ山手線に轢かれても 阪急に轢かれても 城崎には行かないだろう とはいえ伊豆にも行かない とはいえどこにも行かない 一人静かに家で沈んでいる ワンルームの水槽でカーテンの向こう側に想いを馳せている 警告が聞......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-02-08

 ま
 5   1101.9   0   0 

色んなことが 始まると同時に 終わるなと思って いたときのこと 私は雲の すき間から見える 何もない 空間について 考えて いた その日の朝は 夕立ちの予感 昨日から 降り続けている 天気予報のこと は みんな気にせずに 外に遊び......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-02-06

明日

 新染因循
 12   1971.5   1   0 

あの街路樹にも記憶がある。 誰にも見られずに花は枯れていく。 影は長く、明日の方角までのびている。 その根元にわたしという名前がある。 空回りするペダルの音がうるさい。 忘れてしまいたいことがあった。 靴底で足音という足音をふみならす。 青空......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-01-21

ひとつ、ふたつ  ~「のんのんびより のんすとっぷ」 第……

 渡辺八畳
 8   1973.4   1   1 

モンシロチョウの鱗粉が草葉に落ち さらさらとした僅かな音も 耳へしっかりと伝わる朝の陽ざし 枝、ひとつ落ちていて 牛、それをまたぐ ぷ、ぷ、ぷ、バスのガス 小さな窓から見える数人 陽ざしはそこにもそそがれる 吐息を通し 笛を吹くこ......


現代詩 動画 縦書き
作成日時 2021-01-25
投稿作品数: 3357