いつからか私は目に見えないものに翻弄されていた
人にとっては小さなこと
私にとっては大きなこと
微小な生物を見ようとする人々
人々に見られる生物
生活の中で半透明なビニールに
薄汚れたマジックで
黒や赤で目に見える形にしようとする
普段気にしていなかったことを目に見えるようにしようとする
人にとっては大きなこと
私にとっては小さなこと
何か拡声機のようなもので
大きな音を
更に大きくしようとする
今まで小さかったものを
人がまた大きくしようとする
小さかったものは原型を留めていられなくなる
そして
元の形が分からなくなる
それでも私はどんな顔をしていいか分からずに
大きくなったものを見なければいけない
そして
また盲目であったころをを思い出す
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 978.9
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作成日時 2021-02-11
コメント日時 2021-02-13
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
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2024/11/23 19時05分58秒現在
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「盲目であったころ」とありますが、私が想像するに本当に目が見えないのではなくて色んな期待やプレッシャーをかけられて周りを十分に見る余裕がなかったんじゃないかと思います。経験を積んでみえるようになったんだとおもいます。
1福まるさん コメントありがとうございます。 今回のもの情報という側面に焦点を当てて書いてみました。 福まるさんがご感想のように体験からの精神的な物の揺らぎも感じて頂けて幸いです。
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