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ひとつ、ふたつ ～「のんのんびより のんすとっぷ」 第１話から～
モンシロチョウの鱗粉が草葉に落ち さらさらとした僅かな音も 耳へしっかりと伝わる朝の陽ざし 枝、ひとつ落ちていて 牛、それをまたぐ ぷ、ぷ、ぷ、バスのガス 小さな窓から見える数人 陽ざしはそこにもそそがれる 吐息を通し 笛を吹くこともあるさ 物を貼り合わせ 人形を作ることもあるさ 山奥ではぽこぽこと太鼓が響いているけれど あまりにゆっくりで ひとつ鳴り、そのあとはもう明日 だから誰も気づかず 雲のほうがはやい セロテープをかざしてみる そして何枚も重ねてみる 徐々に白く曇っていく 春の眠さのように 鳥が回る その軌道が 溜まり 季節が動く 空、いろいろなものがそこにある だから陽ざしは赤々と染まり 田や、電線や、そして人々や ここにあるものを平等に色づける
ひとつ、ふたつ ～「のんのんびより のんすとっぷ」 第１話から～ ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 8
Ｐ Ｖ 数 ： 1899.3
お気に入り数： 1
投票数 ： 1
ポイント数 ： 3
作成日時 2021-01-25
コメント日時 2021-02-07
Ｐ Ｖ 数 ： 1899.3
お気に入り数： 1
投票数 ： 1
ポイント数 ： 3
作成日時 2021-01-25
コメント日時 2021-02-07
#現代詩
#動画
#縦書き
| 項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 1 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 1 |
| エンタメ | 1 | 1 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 3 | 3 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 1 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 1 |
| エンタメ | 1 | 1 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 3 | 3 |
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- 作品に書かれた推薦文
ひとつ、ふたつ ～「のんのんびより のんすとっぷ」 第１話から～ コメントセクション
コメント数（8）
のんのんびより のんすとっぷ 第1話「カエルの歌を吹いた」は以下urlより無料視聴できます https://www.nicovideo.jp/watch/so38113547 いままさにテレビで放送中だからみんな本編を追っかけて観てくれ。１話完結型だから途中からでもモーマンタイ
1元ネタを知らなくてもまったく問題なく読める。心情を吐露するようなものではなく、景や外部のものから世界が作られていて爽やかな読後感でした。
0穏やかな日常をスケールをあえて限定し描いているように感じます私でも分かる漢字で書いており読みやすかったです田舎が舞台なのかと思いますが田舎の描写がすごくきれいです
0鈴木海飛さん ぜひぜひ見てくだせえ。まだ全然間に合うんで、1期2期もアマプラで見られます。 この作品は二次創作の部類ですが、二次創作ってそれを行う理由がファン活動なんですよね。 なので自分の作品を通じて原作にたどり着いてくれたのならファン冥利につきるって話です。
0帆場蔵人さん >元ネタを知らなくてもまったく問題なく読める。 そうなんですよね、二次創作詩ってのは二次創作であるものの原作との距離が離れる傾向にありまして。 なので厳密にいえば「二次創作詩」は二次創作よりオマージュに近いのかなと。
0福まるさん のんのんびより自体が田舎が舞台なのですが、まさに概念上の「田舎」であって日本のどこかではない。 東京から新幹線で6時間かかる場所ですが雪降るし猛暑もくるしで。 この世界の田舎はただただ、少女たちを映すための舞台でしかないんですよ。
0書かれていることもそうなんですが、改行や行間の余白が渡辺さんの詩にしては多くて、これは「のんのんびより」ののんびりした時間の流れを感じさせるのに合っているな、と思います。私は「のんのんびより」はまだ１期の途中までしか観ていないけど、その空気感がでてるし、観てなくても味わえる作品だと思う。
1藤一紀さん いつもとは異なった形の作品を作れることが二次創作詩の良いところだと思うんですよ。 のんのんびよりの間の演出は確かにこの詩へ影響を及ぼしていましてね、だからおっしゃられる通り >改行や行間の余白が渡辺さんの詩にしては多く なっています。
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