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加速する道
シートベルトを緩めず加速するバス 「事故現場までのキロコストを教えてください」運転手は無線の先の相手と通話する 17時までに着く予定だったんですが 行き交う人たちは、僕の知らない言語を話していて、どちらかというと、というより、外国に来た感覚になる 僕、パスポートは作ってないけどなあ 取り残された気分のまま人々の交流は廻廊に 米粒は一つ残さず食べましょう でも、ウチではいくつか残しているよ、綺麗に食べたら「満足しなかったのか? お腹すいているのか?」って、更に足されるの リンゴは赤いものを思い浮かべるけど ブルー、イエローそれはそれは数え切れないほどあって ひとつの正解はないと思うな 遠回しの伝言ゲームを僕は沈黙で返した なんにせよ、兎や角なるくらいなら 好きにどうぞという気持ちになるし 僕は、大好きなビデオゲームに没頭することができる ✄-------------------‐ 切り取り線で形作られたこの世界
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加速する道 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 595.6
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-29
コメント日時 2025-04-06
項目 | 全期間(2025/04/07現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは。 まずは、ファーストインプレッションを。 ハサミマーク! 素晴らしい発想ですね。 いやいや、この発想は不意打ちです。 「クスっ」と笑いました。 たぶん、また後で コメントさせて頂くと思います。 ありがとうございます。
2こんばんは。 再び拝読し、 まず思い浮かんだことは、矛盾。錯覚。 あべこべの世界を観ているような感覚。 不安感。 (リンゴの部分は、なるほど!と思いました) そして、 ハサミマーク! ここが何度拝読しても素晴らしい! 私には、こんな発想は出来ません。 そして、ラスト。 >切り取り線で形作られたこの世界 ツギハギとか、分断とか、 いろんなことをイメージいたします。 深いなあと実感しました。 読みごたえ、大満足です。 ありがとうございます。
2切り取り線。 このワンアイデアで、「勝った!」という気分ですね。
2ちょっと散漫な印象です。「ぼく」の世界から一歩踏み出したものが見たいです。
2レモンさん、コメントありがとうございます。 >まず思い浮かんだことは、矛盾。錯覚。 >あべこべの世界を観ているような感覚。 >不安感。 あべこべな世界観、例えば、パスポートなしに通るぼくの肉体を運ぶバスが、ある境目でパスポートが必要なのでは?と思うほどの異世界に来た感覚になる。ぼくは変わらないはずが、バスに乗る前のぼくとは違う感覚というのはやはり不思議なものだと思います。 ハサミマークを詩に取り入れるというのは、他の詩でも何度かありますが、今回は、最後の「切り取り線で形作られたこの世界」に意味を込めています。 読み応えがあって良かったということで、とても嬉しいです。 こちらこそありがとうございます。
1紅井ケイさん、コメントありがとうございます。 視覚的なイメージを表しています。 きりとりというのは、様々な意味合いが込められているように思います。(カット、継ぐ、離すなど) アイディアを褒めていただき嬉しいです。
1おまるたろうさん コメントありがとうございます。 確かに、バスからのリンゴ、世界と、この詩の軸がぶれているのかもしれません。(思考の揺れというか、連想形式といいますか) 詩の大きな軸が、「加速する道」のため、最後の連あたりに、再度バスの描写を持ってくるなど、タイトルと内容の一貫性を心掛けたいと思います。 ありがとうございます。
1こんにちは、 ✄-------------------‐ 切り取り線で形作られたこの世界 ここが非常に好きです。 可愛いなんていったら失礼だろうか 可愛らしい表現だと感じました。 キリトリ線を線に沿って切るのが結構落ち着くんです。
1なんだろう。この詩すごい好きです。 日常に感じる異国感というか自分の異物感そういうものをひしひしと感じました。
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