作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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初桜

 久司 和夢
 10   731.4   1   0 

わたしはさくらの下にいた あなたは薔薇を芽吹かせる 降りおちて排水溝に身を寄せ合う 蘂から匂い立つのは死んでいる夢 吸い上げられた無名の怠惰が広がって わたしの花弁は孔雀青 飛べもしないが散りもせず あなたが咲かせた青い月 それは永劫一輪な......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-28

月が泳ぐ

 キヨハ
 4   668.6   0   0 

きみに別れを告げてから もう2ヶ月も経ってしまった この部屋からは 時間によってはちょうど月が見える いつかのきみは わたしの手を引っ張って屋上に登らせて 「月でも眺めようや」と言った とてもとても 寒い冬の夜だった わたしは......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-28

演奏が終わって

 橙色
 4   831.0   1   0 

演奏が終わって、僕らはホールをつまみ出された (それでも生きなきゃいけないし、死にたくないのが嫌になる) 演奏が終わって、酒臭い道路には星が落ちている (金平糖と、ガラス玉、涙とゲロと昼の雨) 夜道は真っ暗に明晰で、道ゆく人はシルエット......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-27

あおの匂い

 小道純朴
 4   840.7   1   1 

俺は好きだ 草の匂い 汗の匂い 風の匂い 遠い雲と空の匂い てりてりと輝く水面を 白の境目を あの隙間を 泳ぎに行くために 自転車を走らせて 笑顔をこぼしおとしながらすすむ あの、あおの匂いが たまらなく俺は好きだ......


現代詩
作成日時 2023-02-24

ことば

 小道純朴
 5   974.4   0   0 

ある駅に俺はいた 寒くて 古くて 時間が止まっていて 手の間から出る白いもやだけが 時間が流れていると 知らせてくれる 人が一人 離れた場所に座っている 彼もそうなのだろう 寒くてたまらない でもどこか暖かい これはきっとことばだろ......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-24

にじいろ

 木ノ衛ちょむ
 6   820.6   0   0 

胡座をかいた膝のあいだにむりくり もう小さくもないからだを収めて 炬燵に当たる そうやって君は私と お団子になる つむじの巻き方が似ているとか 爪の形が似ているとか やわらかなものだけくっつけてうとうとと テレビ小説を眺めていれば くしゅん。......


現代詩 ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2023-02-26

フィラデルフィアの夜に 40

 羽田恭
 6   744.3   0   0 

フィラデルフィアの夜に針金が行進します。  聞こえてくる喧騒。時々飛び込んでくる光。 誰にも気づかれない街の片隅で、虫の息が続いています。 次第に次第に呼吸は浅く弱くなっていきそれはもう死ぬ人の、もう助からない呼吸へと変わっていっています。 もた......


現代詩
作成日時 2023-02-26

僕の扉

 シュルレア
 6   1212.3   0   1 

僕は ガラスさ いつまでも 扉は どこにも 現れない ウサギは 僕を つれてかない タンスは 僕を つれてかない 大穴は 僕を つれてかない 僕は ガラスさ いつまでも 扉が なにか 分からない パリの夜景は 現実で 空の広さも 現......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-06
投稿作品数: 203