作品投稿掲示板 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


30日以内
24時間以内1週間以内30日以内90日以内1年以内すべて
最新コメント順
最新投稿順最新コメント順ポイント数順閲覧数順コメント多い順コメント少ない順
サムネイル形式
サムネイル形式ざっと読み形式

詳細設定を開く

静止よりほんの少し速く

 白川ロイヨ
 5   1749.2   0   0 

静止よりほんの少しだけ速く伝わっていく声も けれどいつの日か辿り着くことを 忘れては ならないと 確かめ合った 音 は いつか手繰り寄せたあの平らな背中だった とある声の速度は とある密度の物質中で 体積弾性率と密度の関数として記述され......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-01-21

涙ぐむ28の夜

 楽子
 8   1313.6   0   2 

 おばさん、と書いたら おばさん、と響いた  私はこの無形の居場所を、世界、と呼ぶ  つまるところ  見失っているのだった 自分を おばさんは おばさんの顔をして  君の話によく出てくるね おばさんは とてもおばさんで 私は君の話を......


現代詩
作成日時 2022-01-20

いつ?どこで?きみはなんのために

 ほば
 15   2091.7   1   3 

萬月から垂れた蛙いちひき うらぶれた川辺でごみを寝床に 曇天をぎらぎら睨み、今に飛ぶ 飛ぶぞ、と一万篇も繰り返す さて、何処へ? いつの間にか僕は靴を履いていた 裸足で散歩していた、そうでなかった はずだったが、いつのまにかそうだった ......


縦書き
作成日時 2022-01-18

羽化

 トビラ
 3   1183.3   0   0 

遠い噴火 白い雨は鹿の睫毛に降る 嫌いだ きらきらと抱く カマキリの胴を離す 群青と唱和する夕焼け 言い訳のような横顔 バカだね 翠玉の早朝を償うよ つなぐ 滅亡はないよ ちゃんと残るから 内的戦争はもうやめよう 神風船の浮かぶ空はき......


現代詩 ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2022-01-20

寒暁

 安里和幸(Groww)
 4   1288.8   0   0 

檳榔の葉と赤い実、 夜明け前の清冽な空気。 在るべきものはすべて在り、 刻とともに満ちる潮、 水平線を掻きみだす砂糖黍の葉群、 琉球黒檀の葉のしずく。 電線から飛び立つイソヒヨドリの群れが、 それらを高らかに笑う。 おぼろげな暁光が静寂をつく......


現代詩
作成日時 2022-01-19

過去を越えて

 セインSK
 2   953.1   0   0 

がんばれなんて言わないよ 何故?って君はあるがまま 生きるって時に残酷で 誰かに後押しされたって 進めない…そんなジレンマ抱えてさ それでも君は生きてきた 押しつぶされそな街の中 めげずに今を憂いながら 口笛吹いて強がって 月夜の夜に泣い......


現代詩
作成日時 2022-01-19

そっけない自殺、エロ漫画日和

 水上 耀
 7   1550.9   0   1 

たとえば、浴室の隅、シンクの中、 爪切りが落ちていることに気づく。 いつの間にか、爪が短い。 タオルを放ろうと洗濯機を開ける、 濡れた服が洗濯槽の壁に張り付いている。 洗濯は水曜と土曜なのに。 わたしは夜毎ねむりに落ちて、 わたしの知らないわたし......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-01-22

Blood.

 安里和幸(Groww)
 1   1010.8   0   0 

サトウキビ畑や芋畑に囲まれた集落の 灯が消える、ぽつりぽつりと ピックアップ・トラックの男はひとり 鎧戸を下ろした商店の軒下で血痰を吐く 頬には雨粒が伝い 犬の遠吠えを染み込ませた人影は、四方八方に延びて銀合歓の茂みへと消えてゆく 母は狂死 継父......


現代詩 縦書き
作成日時 2022-01-22
投稿作品数: 186