Blood. - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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Blood.    

サトウキビ畑や芋畑に囲まれた集落の 灯が消える、ぽつりぽつりと ピックアップ・トラックの男はひとり 鎧戸を下ろした商店の軒下で血痰を吐く 頬には雨粒が伝い 犬の遠吠えを染み込ませた人影は、四方八方に延びて銀合歓の茂みへと消えてゆく 母は狂死 継父は蒸発 姉は縊死 木造平屋の呪われし家はとうの昔に焼けて跡形もなかった 『バイアグラ 個人輸入可』 『クレジットカード 現金化』 電柱に貼られた二つのチラシは音もなく色褪せて、 草むらでしわくちゃに丸まっているエロ本の広告が、生殖と蓄財を勧めてくる 男はポケットにあったチーズを野良猫にやり 村道の路肩に停めた盗難車に乗り込んだ そして降り頻る雨の青白いトンネルをくぐり抜け 毒々しい看板が乱立するモーテル街で煙草を吸い、激しく咳き込んだ 女を買う勇気なんて無いから ひとりベッドに寝そべって 男は天井のシャンデリアを見つめながら ”俺は出生主義者ナタリストでも反出生主義者アンチ・ナタリストでもないが 俺が幼い頃風呂場で目撃した、母の股ぐらから流れた血は はたして今日俺が吐いた血ほどの価値はあっただろうか?”と こんがらがった頭で考えているうちに寝落ちしてしまった



Blood. ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 995.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-01-22
コメント日時 2022-01-22
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:995.5
2025/04/09 23時23分06秒現在
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    作品に書かれた推薦文

Blood. コメントセクション

コメント数(1)
三浦果実
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(2022-01-22)

この作品はおそらく小説ではないので、神視点と一人称が混ざり合って雑に思えるという感想は当たらないかもしれないが、散文的に書いた後に適当に改行して改行詩にされたような感しかなく、過去作にあった丁寧さが消えたようで、手抜きの習作にしか読めず、何の良さも見出せない。すみません。

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投稿作品数: 2