作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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ことば

 小道純朴
 5   971.8   0   0 

ある駅に俺はいた 寒くて 古くて 時間が止まっていて 手の間から出る白いもやだけが 時間が流れていると 知らせてくれる 人が一人 離れた場所に座っている 彼もそうなのだろう 寒くてたまらない でもどこか暖かい これはきっとことばだろ......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-24

にじいろ

 木ノ衛ちょむ
 6   817.7   0   0 

胡座をかいた膝のあいだにむりくり もう小さくもないからだを収めて 炬燵に当たる そうやって君は私と お団子になる つむじの巻き方が似ているとか 爪の形が似ているとか やわらかなものだけくっつけてうとうとと テレビ小説を眺めていれば くしゅん。......


現代詩 ビーレビ杯不参加 縦書き
作成日時 2023-02-26

フィラデルフィアの夜に 40

 羽田恭
 6   739.8   0   0 

フィラデルフィアの夜に針金が行進します。  聞こえてくる喧騒。時々飛び込んでくる光。 誰にも気づかれない街の片隅で、虫の息が続いています。 次第に次第に呼吸は浅く弱くなっていきそれはもう死ぬ人の、もう助からない呼吸へと変わっていっています。 もた......


現代詩
作成日時 2023-02-26

すくい

 小林りおか
 8   1302.2   1   0 

昼休み 十二時五十分の 女子トイレでひとり泣いていました。 ふしぎな石の入り混じった ひんやりとした洗面台に手をつきました。 留学生のお姉さんが通りかかって そんなにくるしいなら教会にきてみる? と言いました。 鏡に映ったわたしの顔は......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-06

ごっこ

 田邊容
 11   1016.2   1   3 

夜の公園には子供がいない あぶない遊具の刈りとられたあとに あぶない人間がぽつんと残っている 力をさとるのはいつなんだろうね はじめて肩パンを誘われたときか おとうさんの欲望を見ぬいたときか けんかした相手が泣くのを見たとき そしてさとってからも......


現代詩
作成日時 2023-02-17

都市讃歌

 黒髪
 13   1589.5   2   3 

美しい都市を長い季節が通り過ぎた 桜咲く公園の外れには長い階段が続く 不安を掻き立てる景色だ 私を待っている酒と踊り 花は咲いている 叩かれるままだった 味わうのは失われた正気ばかりだった 雨が降り始めたのだ 帽子をかぶり直した 夢は夢であり......


現代詩
作成日時 2023-01-07

癒しの魔法

 へちゃ
 4   683.6   0   0 

廃墟のような建物の中 崩れかけた壁の上に乗るサーフライダー 快楽のうねりに飲み込まれそうになりながら 必死に抵抗するが やがて波に飲み込まれ そこは青の色彩の中 高周波のエコーに 誘われるまま漂う イルカ達は銀色に輝くリングを作って遊んでいる......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-02-23

無題

 常朝燈
 1   713.9   0   0 

時々怖いねと言われる それは何も考えてない時のこと 優しいねと言われる それは射殺す程の嫌悪感を示すときのこと 真面目だと言われる あまりにも楽をしたいだけなのに いい奴だと言われる 嫌われたくないだけなのに 本音や本質なんても......


現代詩
作成日時 2023-02-21
投稿作品数: 8529