作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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心の骨

 湖湖
 23   2197.1   0   8 

鎖骨が泣いているの 鎖骨がほろほろと泣きながら 鳩のおしゃべりしているの でも誰も聞いていない 卵ボーロを食べたくて 口が冬の指のささくれのようにさみしいの 冬の棚のラムネ瓶のように凍えて手持無沙汰なの 鎖骨は海に眠る無念の化石なの 恐竜には仲......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-04-09

糸のような光

 m.tasaki
 8   684.6   0   1 

眼を閉じて 暗闇に浮かび上がる のたくる 細い糸のような光は 閉じられたカーテンと 床の隙間から忍び込む 外光の切片だっただろうか 羨望の軛と 模倣の虚しさとは とぐろを巻く二重螺旋で 絡まった糸を解すため 正視に耐えぬ ......


現代詩
作成日時 2023-04-01

 watertime
 9   1173.2   0   0 

わたしは木に触れた 樹液に濡れた木 細い枝 瑞々しい若葉 もうすぐ木は花咲くだろう 今は春なのだから きみは木だ 誰も気がつかないが そのほっそりした腕には 美しい手が花のように開いている 顔はわたしの冗談に赤く染まる 風......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-04-13

サブスクノート

 紅茶猫
 4   931.9   0   0 

「藻造紙」 言葉が沸点に達する、なんて 誤解している間に 魚の標識を取り替えちまおう 「夢磁石」 それは夢磁石というらしい 知らなければ ルンバと間違えそう だから 赤道直下の足を掻く 「とこちゃん」 ......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-05-18

雨と海

 黒髪
 6   920.4   0   1 

心は汚れているけれど 美しい歌が好き 10ガロンの雨に打たれても 陽の光を浴びて体は乾く そこらじゅうを通っている道は 選んでいかねばならない 旋律を心に刻んで ペットボトルの聖体が カラカラ音を立てるとき 光の渦が夜を包む 終わるときが近......


現代詩
作成日時 2023-04-11

預かりもの

 つつみ
 5   1012.7   0   1 

ずっと内に抱えていたものを うっかり外に出してしまい 不安定な気持ちのまま 夜になってしまった 焦ってしまい だれかに 電話したかったけど 今夜は遅いから 携帯は枕元において もう、眠ろう 生まれる前に 預かったものだ......


現代詩 縦書き
作成日時 2023-04-27

駅にムササビが

 中田満帆
 5   1496.6   0   6 

 駅にムササビがいて、とても迷惑なんです  かの女はおれにいった  どの駅に?  どの駅にもです  それでおれは、──といいかけてやめる  もはや、かの女の眼におれがいないのを諒解して  ちょうど3年まえの秋にもおなじようなことがあった  おなじ......


現代詩
作成日時 2023-05-08

フィラデルフィアの夜に 41

 羽田恭
 3   756.9   1   2 

フィラデルフィアの夜に針金が戻ります。  しん、という音さえも消えた夜の一室。 針金が転がっていました。 机の上、まだ新品の一切の癖がついていない針金です。 それをゆっくり、両腕が拾い上げます。  両腕が動く。 手早く素早く動き、ひとつの作品を......


現代詩
作成日時 2023-05-16
投稿作品数: 8191