作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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縫いぐるみの兎さん

 野良 ○弧
 1   1073.0   0   0 

縫いぐるみの兎を吊るして戯れている 哀れな娘の懺悔を唯、哀れな事と曰く 慕わしさを誰の目にも念じている 彼の娘を救いたまへと私を乱さずに 生きている事を風に聴くのには 歳を取り過ぎている私からも 抱きしめてやるのも出......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-08-06

さよなら・桜

 stereotype2085
 8   1591.2   1   2 

透明な渦が頭上で回っている。軽い酩酊。彼女の記憶は、古びた鹿鳴館で蕩けてしまった。白い服の人が新しいビルを建て、僕らの知っていた建物が取り壊されていく。教科書の1ページ、その片隅に書かれていたふるさとの情景も、デジタル化されて解体していく。愛した母は死んで憤怒......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-08-30

人生最後の日の夜に 僕は一人でバスに乗った

 いすき
 2   910.5   0   0 

一分間でほんの数センチだけ動ける雲が うしろの空と同じ色になるように 太陽も 気まぐれみたいな役目を終えて その島を立ち去ってゆく 終点は まるい形をなぞるように 心の奥に潜んでいる そのまま目を閉じることで 海を渡ることができるのだ 航海は 鉄を浮か......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-09-02

赤よ

 湖湖
 5   1294.3   2   1 

昔、オペラのカルメンに行った 自己陶酔して赤いドレスで行ったら 赤いドレスの女の客が劇場に点在していた あの時の恥ずかしさよ 病を得て世間から遠ざかった サラリーマンの弟に今の時代は赤い口紅は止めろ 性欲女に見えるぞ 赤いドレスを着るのは娼婦くら......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-09-01

劫火

 白川ロイヨ
 9   1993.3   1   1 

群の起こした叫ぶ火の猛るそれを理解することはできずに 垂れ落ちる水源の淵の日々を送りかける背中の 例えばそれは衝動の比喩として連れ去る場所を叫び泣く 拡張される涙腺の含み 延長される体毛の細線 水滴の地平の裏側の透明な果樹 みなもに盛る劫火はひとと......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-08-07

ゆっくりロリス

 妻咲邦香
 6   1107.6   1   1 

ゆっくりロリス 通り過ぎて振り返った そこでじっと見つめてる 家来がいたこと思い出した ゆっくりロリス 難しいこと考えなかった 今日は3人の子を産む予定の 後戻りはしないと決めた ゆっくりロリスの さらにまたゆっくりな約束 何処かに......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-09-01

だれのせいですか

 otonano_furi
 9   2687.2   5   0 

この目が足の裏にあったら  この腕が背中から生えていたら  この指が膝から出ていたら  この足が肩についていたら  この心臓が体の外にあったら  あなたは愛してくれますか  あなたは抱きしめてくれますか  わたしと......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-08-01

ひろがるもの

 タナビかる
 4   1209.1   0   1 

匂いが渋滞しています わたしは目的地をうしなって 声をあげた鳥におびえています 電線にひっかかった雲が おさないわたしのカタチを残し 首だけが 名作映画のような雲に取り込まれました ひとつ街を越えて 知らない公園で知らない子どもが 知って......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-08-21
投稿作品数: 3357