蜆かぞえ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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蜆かぞえ    

 自分には伯父が居ます、鞄の職人で、一緒に暮らしてたほど仲良しで仕事を継ぐという話さえしていました。 上本町の方の、城下町で表向きはビルなど建って居ますが一筋入ると路地裏通りで、魚屋が廃木を燃やしています。  この前はすいませんでした。何分誠さんと云う方に恋をして、名も知りませんでしたから、DJ等する方の御顔を覚える事を何か可也恥ずかしい様に思えて、私はお手紙を何度も書きましたが、返信にて「やめてください」と仰った其れを、そんな馬鹿な断り方はしないだろうとかんがえて居ました。イエローチョイスの、本当にファンで有ります。  そんな人は一杯居て、私はCDやテープを宝石の様に思い、日本酒の様に思い、代表作でさえ息を詰めるばかりでまだ買わないのです。この様ヲタクの仕様の無い醜い自分です。「アメリカ村」に行った事が無いのです。東から御堂筋を越えず、そごうでお茶をして居ます。後は、カラオケに行ったり。  御津八幡神社に行って来ました、先週。行ったと云っても、考えながら側を歩いただけですが。ビルの二階でドイツ製の白いジャンパーを二万八千円で買いました。 買った後で、「ファション」は、ライフスタイルだと思想を付ける事を叶え、非常に高揚しました。私は絵の具の付いたシャツと破れた靴で、うつくしさをとうに諦めて居ります。美し過ぎるものは人を転ばせる、子供も神秘も遊びを続けますでしょう。接(だから)、苦しまない判断は有る大人で有るのに、人の気力の自然は有るがままに傾いていて、到底「服」の似合わない、だらしない。今日、中之島美術館のように心眼が有り、誰にも何も云わせない、本当の輝き、勉強もして、体も整って居るだけ。それが美しさ、なのか? をと思い。  花、手の平に溢れる「見世(みせ)」のしあわせが、元よりEVISUで半年働いて居た事が有るのですが、深く見惚れたもの、雑誌に「店」の語源が書かれて有ったのを覚えて居る。一方、感嘆をさせない、と云う中之島美術館の設計だろうが、常に人の方が「絵になって」しまい、彼女たちの苦しみが続く。しかし、その時でしか無い、感性があれら作品と溶け合う事が。苦しみ。  「俺は何もかもかもわかる」と思う気になるのが、大学で学問をし出した20代の頃であるが、働いている年配や老人は、何もを諦めたとして、大切なものを忘却したとして、何かボケて見えるのである。  本当に老人と付き合えば、人間の棘のある言葉の躱し方や、「俺(若い自分)」とした会話を覚えていてくれて考えている態度など、見ていると舐めれないと知る。  親子の憤りももともとは魂が敵同士で有り、揉み合う中で、親は親で、子を家から追い出すように遺伝子的に思い、海へ出る。 会社でも、ショップでも、人を疎ましがらず、水にかかると思い、手足を動かしてもっと泳げるように、 海へ行く。 そして、自分の中に弾力を付ける。  「しね、キモい、バカ」人を罵倒するのに叶った言葉を、本当に傷ついた時に決死になり口にすれば良い。  上品でもないのに繊細そうに、しょんぼりして、素直になれないし、粗い目の言葉にはすっぽりハマる。書物に埋もれて死んでしまう。  子供が大学生になったとき、必ず戦争を考える、必死に生きたいし、虚無を抱え月に行きたいとさえ云う気もする。 私は、「お前はリアルを知らない」等、云って佛(ほとけ)の教えの手伝いを為ると決めて居る。 リアルは、戦争でも刹那に生きる事でも無く、寧ろ「私は綺麗になりたい」と云う、心でも身なりでも、そういう自分に対峙して居ること。 私は亦、恐怖になりたい時だってあるし、賢くなりたいのに、やり方がわからない。 老人が、我々の「未知」の道を存じる。  定時制高校に行き、男と遊ぶのが夢だった。私は、そう云う雰囲気も味も、裏切って居ず、寂びた音楽も聴く。



蜆かぞえ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1199.7
お気に入り数: 1
投票数   : 2
ポイント数 : 2

作成日時 2021-09-01
コメント日時 2021-09-02
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成11
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成11
総合22
閲覧指数:1199.7
2025/04/06 20時43分20秒現在
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    作品に書かれた推薦文

蜆かぞえ コメントセクション

コメント数(3)
YUMENOKENZI
作品へ
(2021-09-02)

てんま鱗子様 はじめまして。 ざっと一読しただけの感想であることをお許しくださいませ。 とても面白い小説として読みました! 大阪の人ならではの、ざっくばらんな語り口と、時々はっとするような詩的な表現が作品の面白さを加味しているのかなー。 もう何度か読んでみますね!

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鱗子(揶白)
YUMENOKENZIさんへ
(2021-09-02)

ありがとうございます。 地柄にたいして明確であるよう練習していました。形で伝わって嬉しいです。嬉しすぎます。

1
鱗子(揶白)
さんへ
(2021-09-02)

コメント読みました。カバン職人は現実ではありますが、一つの単語の格好良さを思い詩を書く方にも多いと思うのですが、それをしてわざとでいました。自分の夢とそれが折り重なって居たらベストであり嬉しくなります。かっこよさはこう嬉しさが表現へ溢れていて、こういう風に溢れているのだと、今書いて知るのですが。益々磨いて行きたいと思います。 素敵な感想ありがとうございます。

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投稿作品数: 2