光景 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

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光景    

舌足らずの玩具を抱きしめるように 動きを止めない水の一部に 長い長いうわごとの 公衆の設備に寄りかかって 君は果つるまで汲みつづける 自分という光景 其処にはいない白い山羊の 足の脛には河原の石が 居場所と決めて 艶美的な正体を晒す 細い体を守るための満たされたコートを 肩に掛けて なけなしの頬に湾曲される水、つたう 角の潰れた霜月の 引く紐 糸 意図 愛 いと 光景は風景の一部になるために 清らかな騒がしさを発しながら クライマックスを迎える君の なだらかな雪 笑った顔、傍らに 赤い羽根、連呼する


光景 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 862.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-12-08
コメント日時 2017-12-20
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:862.4
2025/04/06 18時09分22秒現在
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    作品に書かれた推薦文

光景 コメントセクション

コメント数(9)
三浦果実
(2017-12-10)

投稿有難う御座います。 引く紐 糸 意図 愛 いと の箇所。とても注目しちゃいました。「愛」と入れている。技巧的に上手いと思いました。短いコメントで恐縮ですが、一旦トップに上げさせていただきます。

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まりも
(2017-12-11)

〈舌足らずの玩具〉というフレーズから、悲しき玩具、を連想しました。 〈長い長いうわごとの/公衆の設備に寄りかかって/君は果つるまで汲みつづける/自分という光景〉 うわごと、は、譫言、なのでしょうけれども・・・続く公衆、と結びついて、なんとなく、うわごとのように公衆電話に向かって何かを話し続けるイメージ、が湧いたのですが、その前にある〈水の一部〉という言葉から、水の表面、上ごと(そんな言葉はないかもしれないけれど)というような連想も浮かびました。 〈自分という光景〉語り手にとって、これは重要なワードなのだろうと思うのですが、自分、が観念化され過ぎていて、なんとなく空回りしているというのか、うまく響いてこない感覚がありました。〈果つるまで〉という、官能の極限のようなシーンや、道の果つるまで、といったような情景の際に、詩語として用いられるような文語的な言葉があるせいでしょうか。 水の面に浮ぶ幻影としての自己、を、飽くことなく、水の果てるまで、汲み続ける(でも、汲み上げることが、つかみとることができない)といった心情を伝えたかったのだろう、と思いつつ・・・ここまで、込み入った表現にする必然性があるだろうか、という疑問を覚えた、と言えばよいでしょうか。 〈其処にはいない白い山羊〉・・・う~ん、何のメタファーだろう・・・山羊、というと、「僧侶」の中の〈洗濯物は山羊の陰嚢〉という、インパクト大のフレーズが、まず浮かんでしまう、のですが・・・あれは、白山羊だったか。イメージの中では、むしろ黒山羊、なのですが・・・。河原の石、耽美的な正体、と続くと、タナトスに彩られた、賽の河原の石、のようでもあり・・・ 〈頬に湾曲される水、つたう〉これは、頬に涙が流れる様子の描写、でしょうか。 コートを肩にかけている、のだから、外に居るイメージなのですが、〈果つるまで〉〈クライマックスを迎える君の〉という流れから、室内で愛し合っている景とも読める。愛、を「いとしい」のいと、と読ませているあたりからも、睦みあっている際の・・・と読みたくなる、のですが、いささか隠喩を多用しすぎているような印象が残りました。

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くつずりゆう
(2017-12-15)

三浦果実さま お読みいただき、コメントをありがとうございます。 気になるフレーズがあったと仰っていただいて、うれしく思います。 お返事遅くなり申し訳ありませんでした。 まりもさま お読みいただき、コメントをありがとうございます。 いつも深いところまで来ていただいて本当に感謝しています。 「僧侶」の引き合いに仰け反りました。 ある意味、ひとは周りを失望し続けなければいけないのだと思います。 お返事遅くなり、申し訳ありませんでした。 なかたつさま 「なかたつメモ」拝読いたしました。 感謝いたします。 お読みいただき、ありがとうございました。

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fiorina
(2017-12-16)

何か全体既視感があってよどみなく読みました。 >足の脛には河原の石が >居場所と決めて >艶美的な正体を晒す ここ、なぜかわらってしまいました。 ややシニカルな温かみは、作者の個性のようにも。 ネットでは、共有していないようで、様々な光景を、その端々を共有しているものですね。 人知れず赤面したり傷ついたりしているのも、意外に的確に伝わっていると痛感します。 宇宙遊泳しながら呼応しているようなこの空間に、詩は一層神秘的な魅力を添えますね。 「赤い羽根」で師走の光景に呼び戻されました。

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くつずりゆう
(2017-12-16)

fiorinaさま お読みいただき、コメントをありがとうございます。 こちらへの初投稿の時は指が震えましたが、こうして通わせていただいているうちに わたしにとって「居場所」である気がしております。 笑っていただけるところがあって、とても嬉しく思います。 リルケの「薔薇の内部」がとてもすきです。

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田中修子
(2017-12-19)

な~んか、素敵です!! すごいなぁ。 いちいちライトレスなのですが……や~。

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百均
(2017-12-20)

大人のエッチとかいうと、怒られそうですが、そう思いました。寧ろそうとしか思えず、正直恥ずかしくて感想書けないですね。若造すぎて申し訳ない。水が糸を引いているような感覚から、紐、糸、意図と繋げていく感じ。糸というと中島みゆきのイメージが先立つのですが、そこから多分赤い糸のイメージもつながっていく。最後の終わり方はなんとも綺麗だし、派手だし、そして激しいですね。公園で見ちゃいけない物を見て走りさってしまいそうな光景だと思いました。

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アラメルモ
(2017-12-20)

どこか一番伝えたい文章。インパクトに浮かび上がる殺し文句的な、とでも言いましょうか。 そのような箇所が一行でも見受けられたなら、もっとよくなる気はします。

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くつずりゆう
(2017-12-20)

田中修子さま いつもお読みいただき、ありがとうございます。 ライトレス大感謝です。 hyakkinnさま お読みいただき、コメントをありがとうございます。 すこしでも、愉しんでいただけたなら、うれしいです。 アラメルモさま お読みいただき、コメントをありがとうございます。 具体的なアドバイス、感謝いたします。 「踵脱いで、」 の一文を付け足したいと思います。

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