作品投稿掲示板 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


30日以内
24時間以内1週間以内30日以内90日以内1年以内すべて
最新コメント順
最新投稿順最新コメント順ポイント数順閲覧数順コメント多い順コメント少ない順
サムネイル形式
サムネイル形式ざっと読み形式

詳細設定を開く

肉塊としてあること

 茶絹 木蔓
 5   1231.4   0   0 

わかっていなかったのだ! 半身はもう羊水へと墜ちていた。 薄赤い部屋でそもそも私の意思の介在する隙はなかったのだ。 私という意識が形成されるその瞬間までに、 母の扶養が与えた罪は積もり積もっていた。 人間用の餌として生を与えられた彼らの命は、 ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-09-04

光黄体

 白川 山雨人
 2   1160.8   2   0 

光黄体の秘密 春の草原のため息 深夜のオフィス独り 朽ち果てた家系の幼子 朝の閉じた冷気の中に 夢こじあける焼き立てのパン 浸透しきらなかったイーストの酸味 古いマーマレードに緑のモス ご飯ですよの声にまぎれた吟詠 さざなみの連なりから顔......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-08-30

せなか

 左部右人
 2   1309.8   2   0 

背を、丸めてみる。 遠い、日 祖母の背に沈む夕日に見とれていた。 幾年が経過して、私は部屋にいた 畳が8枚の、小さな部屋で 羽虫の薄い羽根が一面に広がっている。 煙はぼうぼうと立ち上っている。 祖母の背に沈む夕日に見とれていた。 幾年が経過して......


現代詩
作成日時 2020-08-16

とおる風

 小牧桂
 1   1049.1   0   0 

街のすきまを風がとおる こころをとめて、かぐにおい 胸の中にたちこめて 気持ちもすこし、香りたつ 辛い日々に 通ってく ......


現代詩
作成日時 2020-09-06

変わらぬ夏

 SG
 1   1000.4   2   0 

夏休みの終わりは 寂しさにまみれ 永遠をこの時ばかりはと 頭で呟き 終わりのくるものを なんとか受け止めていた あれから社会人となり 毎週末にこの気持ち 苦しさにまみれ 自由とは文字のかたまりと 心で笑い 蒸し暑い朝を迎えているのだった......


現代詩
作成日時 2020-08-31

垂れ流し

 ねむこっとん
 0   1077.2   0   0 

大空を飛び交い旋回する翼に幾度憧れては踏み潰した地の果ての宿り木を探す曖昧な光… 触れた感覚だけを確かな事実として受け止めようとあの日から壊そうと決意した明朗な光… その裂け目から音もなく蔦の根空を求めて雨を欲しがり気味悪く忍び寄るのは私の......


現代詩
作成日時 2020-09-05

Integrate

 水上 耀
 4   2188.1   5   5 

t(1)=【映劇の看板はもう見えない。“愛がなんだ”と滲みゆく汗。】 — δC — 靴底すら存在してはならない領域に 敷き詰まっているたいいく座り。 ちぐはぐになろうとする夜のために アスファルトは規制を受け入れている。 浴衣に染みつ......


現代詩
作成日時 2020-09-03

平穏に生きたい

 mud man
 0   1204.3   0   0 

喉の渇いた蚊のように細い 一人じゃあ居られない何の為か 特別だと言ってくれるが 履歴は知ってる 見下ろす百合が 海に反射して向日葵にも見える 隙間風のように冷たい 傷を隠す為の浴衣 脳の皺を引っ掻く傘 今日も脆い肋骨を抱く 腐食した......


現代詩
作成日時 2020-09-04
投稿作品数: 8191